2009.03.14

「イントゥ・ザ・ワイルド」

今週、「イントゥ・ザ・ワイルド」&「壬生義士伝」・・・、
なんの関連性もない2作品ですが、DVDを借りて観ました。
久しぶりにDVDをレンタルしたなぁ~と思いました。
ずっと「テレビっ子」になっていたからだと思います。

今日は、「イントゥ・ザ・ワイルド」の感想を少し。
   

イントゥ・ザ・ワイルド

080214_intothe_wild_newmain_21992年4月、一人の青年がアラスカ山脈の北麓、住む者のいない荒野へ歩いて分け入っていった。4か月後、ハンターたちによって、彼はうち捨てられたバスの車体の中で、寝袋にくるまり餓死している状態で発見される。青年の名はクリス・マッカンドレス(エミール・ハーシュ)。ヴァージニアの裕福な家庭に育ち、2年前に大学を優秀な成績で卒業したばかりの若者だった。全財産を捨て、労働とヒッチハイクを繰り返しながら、アラスカへと旅立ったクリス。なぜ彼は、恵まれた環境にいながら、悲惨な最期を遂げたのか…? ジョン・クラカワー原作のベストセラーを、ショーン・ペンが映画化。
   

ずっと観たいと思っていた作品です。
エミール・ハーシュがどんなクリスを見せてくれるのか、とても関心があったし、作品自体にも関心がありました。

究極の自由を求めて

クリスは究極の自由を求め、財産も家族も暖かい暖炉のある暮らしもすべて捨てて、アラスカを目指します。どうしてそこまで潔癖に精神の自由を求めるのか、自分の理想と現実とに折り合いをつけながら生きていくのが大人の選択ではないか・・・、そう画面に向かって言ってやりたい!そんな衝動にかられたときもありました。
でも、わかるの。
失うものがないということの自由、失うことの恐怖からの自由、幸せとはこういうものだという呪縛からの自由、自分をとりかこむ既成の概念からの自由、クリスはアラスカでその自由を手にしたと思ったのかもしれない。
でも、ある日彼は気付くんですね。
幸せとは分かち合う人がいるということだと・・・。
(言葉は正確ではありません。ごめんなさい。たぶんそういうことだったと思います)

クリスの最期

クリスは人間の世界に戻ろうとするのだけれど、自然は彼の存在など無視する価値さえないようにあるがままに彼の前にたちふさがります。
4月には小川だったところが、激流となっていました。
彼はもう戻ることができず、飢えと格闘し、誤って毒草を口にしてしまいます。
やせ衰えた彼の前をヒグマが通り過ぎていきますが、恐れる彼の前をヒグマはまるでクリスの存在など無いかのように悠々と通り過ぎていきます。
そして、クリスは寝袋の中で、あんなに嫌っていた両親と再会するシーンも思いながら、息をひきとります。
実話をもとにした映画で、最後に、本人の笑顔あふれる写真も登場します。

究極の自由を求める心

クリスが求めた究極の自由を求める心、それは私の中にもあると思います。クリスとは状況は違うけど、自分にへばりついているものをそぎ落とし、私の場合は、健康で前向きで充実感のある生活をおくらなければならないという呪縛をそぎ落として、あるがままの心で生きられたらどんなにいいだろうと、ふと思うときがあります。
でも、それは、南海の孤島に独りで住めば得られるものでもないのだと、この年になると気付いてくるのです。
もしかすると究極の自由などありえないのかもしれません。
それを求めること自体、こっけいなことなのかもしれません。

クリスはそれを求め独り死んでいったけど、観終わって、不幸な一生だとは思えませんでした。
イージー・ライダーと重なるところがあるけれど、観終わって、イージー・ライダーのときのようなやるせない気持ちにはなりませんでした。
ひとりの人間が答えを見つけようとして生きた・・・、短い一生だったけどそれも彼の一生だったのだと思いました。

「卒業の朝」で教師をあざむく少年を演じたエミール・ハーシュが、トラウマを抱えながら自分を見つめ続けた青年の旅を見事に演じたと思います。
うまく感想をまとめることができませんでしたが、簡単に感想を書くことができない映画なのだとも思います。

アラスカの雪原に独り暮らさなくても、南海の孤島に独り暮らさなくても、心の自由は得られるかもしれません。完璧な心の自由などはありえないと思うけれど、いつもの暮らしの中で自分を縛っているものを見つめ、それを少しずつそぎ落としていけるかもしれないと思いました。私にはそれが必要なのだと、この映画を観てあらためてそう思いました。
    

オフィシャルサイト:http://intothewild.jp/top.html  

    

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2009.01.17

おすすめドイツ映画

    
NHKBS2・BShi放送から、おすすめ映画を3作品紹介させていただきます。
    

衛星映画劇場  グッバイ、レーニン!  2003年・ドイツ 
    1月18日(日) 午前0:30~午前2:32(17日深夜) BS2 本日深夜 sign01

東西ドイツ統一前の東ベルリン。母が心臓発作を起こしこん睡状態に陥っている間にベルリンの壁崩壊という歴史的大事件が起こり、母が目覚めたとき世の中は激変していた!ショックを与えると命に関わると医者に忠告された息子のアレックスは、愛国心の強い母に現実を見せないよう東奔西走するが・・・。本国では歴代興行収入記録を更新、ドイツ内外で数々の映画賞を受賞し、日本でもヒットした話題作。

<作品情報>
(原題:GOOD BYE LENIN!)
〔製作〕シュテファン・アルント
〔監督・脚本〕ヴォルフガング・ベッカー
〔脚本〕ベルント・リヒテンベルク
〔撮影〕マルティン・ククラ
〔音楽〕ヤン・ティルセン
〔出演〕ダニエル・ブリュール、カトリーン・ザース、チュルパン・ハマートバ  ほか(2003年・ドイツ)〔独語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ〕
       

衛星映画劇場  ヒトラー ~最期の12日間~  2004年・ドイツ 
    1月25日(日) 午前0:30~午前3:06(24日深夜)  BS2    

歴史家ヨアヒム・フェストの同名ノンフィクションとヒトラーの個人秘書ユンゲの回顧録を原作に、ドイツ人の映画監督オリバー・ヒルシュビーゲルが、ヒトラーの人間性を真摯(しんし)に描き論争を巻き起こした問題作。ヒトラーがベルリン地下の要さいで過ごした最期の12日間をドキュメンタリータッチでつづり、歴史的独裁者の知られざる側面を浮き彫りにしていく。ヒトラーを演じるのは「ベルリン天使の詩」のブルーノ・ガンツ。

<作品情報>
(原題:DER UNTERGANG)
〔製作・脚本〕ベルント・アイヒンガー
〔監督〕オリバー・ヒルシュビーゲル
〔原作〕ヨアヒム・フェスト、トラウドゥル・ユンゲ、メリッサ・ミュラー
〔撮影〕ライナー・クラウスマン
〔音楽〕ステファン・ツァハリアス
〔出演〕ブルーノ・ガンツ、アレクサンドラ・マリア・ララ、ユリアーネ・ケーラー ほか(2004年・ドイツ)〔独語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ〕
   

ハイビジョン金曜シネマ  ラヴェンダーの咲く庭で  2004年・イギリス 
    1月30日(金) 午後10:00~午後11:45   BShi   

イギリスが誇る2人の名女優、ジュディ・デンチとマギー・スミスが共演した大人のおとぎ話。海辺にある小さな町で、つつましく暮らしていた老姉妹ジャネットとアーシュラは、嵐の翌日、浜辺に打ち上げられた青年を助ける。言葉の通じない異国の若者に戸惑いながらも看病する二人。やがて彼が才能あるバイオリニストであることが分かり、家の中は楽しい空気と美しいバイオリンの音色で満たされていくのだが・・・。

<作品情報> 
(原題:LADIES IN LAVENDER.)
〔製作総指揮〕ロバート・ジョーンズ、ビル・アラン、エマ・ヘイター
〔製作〕ニコラス・ブラウン、ニック・パウエル、エリザベス・カールセン
〔製作総指揮・監督・脚本〕チャールズ・ダンス
〔原作〕ウィリアム・J・ロック
〔撮影〕ピーター・ビジウ
〔音楽〕ナイジェル・ヘス
〔出演〕ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ダニエル・ブリュール ほか
(2004年・イギリス)〔英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ
   

                   *******************
   

ラヴェンダーの咲く庭で」はドイツ映画ではありませんが、「グッバイ、レーニン!」のダニエル・ブリュールが出演しています。
この3作品は、見ごたえ十分の映画だと思います。
この3作品の感想を以前UPしましたので、関心のあるかたはごらんになっていただけるとうれしいです。

今回は放送されませんが、ドイツ映画「善き人のためのソナタ」も、ぜひ!とおすすめしたい映画です。主演のウルリッヒ・ミューエは、残念ながら亡くなってしまいましたが、彼の人生を思うと、この映画の最後のシーンは涙があふれて止まりませんでした。

※「善き人のためのソナタ」公式サイト
  →http://www.albatros-film.com/movie/yokihito/
 

グッバイ、レーニン!
    http://gnt.cocolog-nifty.com/anakin/2007/03/post_0000.html

ヒトラー ~最期の12日間~
    http://gnt.cocolog-nifty.com/anakin/2007/10/12_0f97.html

ラヴェンダーの咲く庭で
    http://gnt.cocolog-nifty.com/anakin/2007/03/post_04f4.html

   

    

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2008.11.27

「アラビアのロレンス」再び!

     
Eiga
     

あの「アラビアのロレンス」が大きなスクリーンにかえってきます。
もう、興奮状態です。まさか、再び劇場公開されるとは!
以前、BSで完全版が放送されたときに、絶対に大きなスクリーンで観たい!
そう思いました。でも、無理だろうなぁ~と思っていました。
それが、デヴィッド・リーン監督生誕100周年記念ということで劇場公開されるんです。
願いは叶うんですね。

  
Storymainimg
    

前に書いた記事の一部ですが、紹介させていただきます。
    
  
  映像にまず、感動!一つ一つのシーンがすばらしいです。それに音楽、俳優、
  すべてがそろっていて、映画でなければ表現できないものを表現しています。
  「これぞ映画」です。
  その当時の社会情勢、ロレンスの苦悩や変貌、さまざまな要素を詰め込みな
  がら、ぎくしゃくしたところがないんですね。

  重量感で、頭がぼーっとしていますが、観てよかったー!
  若いころ観たときには、ストーリーを追うだけで精一杯。
  映像や音楽を楽しむ余裕はなかったけれど、録画したおかげで、
  繰り返し、気になるシーンも観ることができたし、充実と興奮です。
  大きなスクリーンで観たいなあ~。

  
大きなスクリーンで観たいと、ほんとに思っていたんです。
がんばって、観に行きたいと思います。
関心のあるかたは、どうぞ、足を運んでみてください。
絶対、絶対、絶対、おすすめの映画です sign03
     

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  ・「アラビアのロレンス」公式サイト→http://lawrenceofarabia.jp/

  ・以前、「アラビアのロレンス」について、書いた記事です。
   http://gnt.cocolog-nifty.com/anakin/2006/02/post_4c0c.html
   http://gnt.cocolog-nifty.com/anakin/2006/02/post_afa2.html

   
 

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2008.07.27

近頃観た映画

 
近頃観た映画・・・、忘れてしまうので、メモ代わりに書いておきます。
映画館に行けなくて、DVDかテレビ放送で観た映画ばかりです。
  
DVDは便利だけど、映画は、できれば映画館で観たいと、私は思っています。
同じ映画でも、まったく違う印象になるときがあるから・・・。
「ジャンパー」なんか、
どこの劇場で観るかで、別物になってしまうという感想もあったんですよ。
それでも、私はなかなか外出できないので、DVDに助けられています。
おっと、前置きはこのくらいにして・・・。
      

キサラギ
    

Kisaragi_2 自殺したアイドルの1周忌に集まった5人の男が、彼女の死の真相について壮絶な推理バトルを展開する密室会話劇。『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞を受賞した古沢良太の巧みな脚本を、『シムソンズ』の佐藤祐市監督が、コミカルかつスリリングに演出。小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、ドランクドラゴンの塚地武雅、香川照之という人気、実力を兼ね備えた5人が繰り広げるハイテンションな会話劇から目が離せない。               http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id327204/  

    
おもしろかったです!舞台劇を観ているようでした。
場面の展開も無いし、ほんとに会話が中心の映画だから、俳優の力が試される映画だと思いました。
あんまり小栗旬さんはすきじゃなかったんだけど、ちょっと評価が変わりました。
ユースケ・サンタマリアさんや香川照之さんといった実力者と渡り合ってたものね。でも、なんと言っても、香川さんは、すごいなぁ~。香川さんが出た映画はハズレが無い!そう思いました。カチューシャをして、ニッ!と笑うところなんか最高です。そして、脚本の勝利だと思いました。
      

誰がために 
    
Taga理解しがたい暴力が横行する時代に、生と死、そして愛の意味を問う社会派ドラマ。巨匠黒木和雄の助監督として活躍していた日向寺太郎が、満を持して監督デビュー。主演の浅野忠信は、やり場のない怒りを胸に秘めた難しい役どころを演じきったほか、『ジョゼと虎と魚たち』の池脇千鶴や人気急上昇中の小池徹平ら若手が共演する。手持ちカメラで撮影された映像が、主人公の心情をより身近なものに感じさせる。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id323238/

      
この映画の感想をなかなか書けませんでした。
今、実際に同じようなことが起きているこの現実をどう受け止めたらいいのか、簡単に感想を書いちゃいけないような気がしました。
俳優さんも、演じているのか素なのか・・・と思うような自然な演技で、これは仮定の話ではないという気持ちにさせる映画でした。
主人公の幼なじみ役の眞島さんも自然体でいいなと思いました。こういう役柄が眞島さんの持ち味なのではないかと思いました。どんな役でもやれるというのが果たしていいのだろうか・・・と思うときがあります。眞島さんの持ち味が発揮できる役柄があるような気がするし、もうそういう時期に来ているのではないかなぁ~なんて、思うときがあります。
ほんの少ししか登場しなかった菊地凛子さんが、このあと、「バベル」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされるし、浅野さんの「モンゴル」もアカデミー賞にノミネートされるし、眞島さんも「海峡」で、ぐっと注目度がアップしたし・・・、役者さんが置かれた環境は急激に変わっていくのだなとあらためて思いました。
日向寺監督の実写版「火垂るの墓」が、公開中。

   
ボーン・アルティメイタム

Bourne記憶を失った元CIAの暗殺者ジェイソン・ボーンが活躍する大ヒット・シリーズの第3作。今作では、ついにボーンが自らの忌まわしい過去と対峙(たいじ)し、彼の“自分探しの旅”に衝撃の結末が訪れる。主人公のボーンを演じるのは、前2作に引き続きマット・デイモン。監督は前作『ボーン・スプレマシー』のポール・グリーングラスが務めている。息をもつかせぬスリリングな展開と、3つの都市を舞台に繰り広げられる迫力のアクション・シーンが堪能できる。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id328151/  

   
すごい映画! 大好きです。
一切の無駄が無い映画。カミソリで切り取ったような切れ味するどいカットの連続。
プロの仕事だなぁ~と思える映画です。
イライラするところがまったく無い。おばかな人が出てこない。いつもいつも真剣勝負の連続。俳優の人気におんぶしたゆる~い映画とは全然違う。
音楽もとってもとってもすてきです。
ああ、絶対、映画館で観たかった! そう思える映画です。
マット・デイモンもほんとにほんとにカッコイイ。
       

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今は、DVDがあるから、わざわざ映画館に行かなくても映画が観られる時代になりました。アメリカではホームシアターが普及しているから、劇場に足を運ぶ人の数も減ってきているみたいです。
そして、さらに、ネットでは無料動画の配信まであって、PCで手軽に映画が観られちゃったりします。
でも、ほんとにそれでいいのかな?って、私は思っています。
劇場公開用に作られた映画は、やっぱり劇場で観たいし、何よりも作り手はそれを望んでいるはずだと思うんです。どんなに手軽にネットで映画が観られても、その映画のすべてを伝えきることはできないと思うんです。なかには、わざわざ映画館に行って観るほどでもなかったなぁ~と思える映画もありますが、それでも、できる限り、映画館で観たい・・・、私はそう思っています。
   
もちろん、映画館に出向くことがむずかしいかたもいらっしゃるし、映画館でなきゃ絶対ダメ・・・というわけではないんですよ。こんなことを言ってる私も、外出が難しいので、今では、DVDにどれだけ助けてもらっていることでしょう。
DVDに足を向けては寝られません。(笑) 
それに、DVDは、ネットの無料配信とは違って、それを購入したりレンタルしたりすることで、作り手を影で支えることになりますし・・・。
    
ただ、30年前、「スター・ウォーズ」を観たときのあの身体がふるえるような感動は、映画館でないとなかなか味わえないだろうな・・・、
そう思っています。

   
     

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2008.01.08

近頃見た映画・・・2つ

  

暖房費は高騰するし、インフルエンザは流行ってるし・・・、コタツに入ってDVDを見るのが一番かも・・・と、かなり出遅れのDVDだけど、見ました。
今も寒い! なんでもいいから、早く春になってほしい。
近頃・・・投げやりな気分になってるの。一山超えても、その先はまた山なんだもの。
いつまで続くのかしら・・・ねっ。
(ごめんなさいね、くどくどと・・・。介護のこととか、いろいろあるの)

ちらっとグチってしまいましたが、気を取り直して、では、始めますか!

   

ホリディ

20070208006fl00006viewrsz150x 解説: 恋に破れた2人の女性同士が、家や車を交換する“ホーム・エクスチェンジ”を試み、人生を開花させていくラブストーリー。主演は『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのキャメロン・ディアスと『タイタニック』のケイト・ウィンスレット。彼女たちがそれぞれ恋に落ちる男性をジュード・ロウとジャック・ブラックが演じる。監督は『恋愛適齢期』のナンシー・メイヤーズ。豪華キャストの好演と小粋でロマンチックな展開が堪能できる。(シネマトゥデイ)
                  http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326504/
    

このDVDを見たときは、今よりも気持ちが上向きだったんだけど、今日はかなり↓向きの気分なので、辛口になりそう。

御伽噺だと思って、見ればいいんだよね。
そんなうまい話、あるわけないでしょ!・・・なんて、いじけた気持ちで見てはいけません。初めて会って10分くらいで、あんなことをしてもいいのかしら?なんて、昭和生まれの私は思ってしまうけど、そんな野暮なことも言っちゃいけないのよね。
キャメロン・ディアスとジュード・ロウのようなカップルが偶然出会うわけがないでしょ!なんてひがんでもいけません。ただただ、うっとりしながら、そういうことも、1億分の1の確立くらいでおきるかも・・・と、寛容な気持ちで見ないといけないのです。

ジャック・ブラックのにっこり笑った顔が一番よかったです。
細身の男性がすきだったんだけど、好みが少し変わったかもしれません。
とにかく、凹んでいるときには見てはいけない映画だと、私は思いました。

     

ハッピーフィート

20070115005fl00005viewrsz150x皇帝ペンギンたちが暮らす南極大陸を舞台に、音痴のペンギン、マンブルの奮闘を描いたミュージカル仕立てのフルCGアニメ。マンブルの声を演じる『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのイライジャ・ウッドをはじめ、『X-MEN ファイナル ディシジョン』のヒュー・ジャックマン、『ムーラン・ルージュ』のニコール・キッドマンら、人気スターが声優として参加。ペンギンたちのホワホワした毛並みまでを再現した精巧なCGと、豪華ボイスキャストの歌声に注目。(シネマトゥデイ)
                  http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326362/

   
とにかく、かわいいの、赤ちゃんペンギンが♪
ただただ、癒されました。CGもここまで進化したんだなぁ~って、思いました。
「皇帝ペンギン」も見たけど、あちらは実写なのに妙にドラマ仕立てになっていて、どうも違和感があったのね。本物のペンギンがそんなこと思うかな?なんて、あまのじゃくな私は思ってしまった。演出過剰だと思ったの。その点、こちらは、CGなので、違和感なくドラマの世界に入れました。
面倒な理屈は抜きにして、とにかくかわいかった☆
   

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これから見る予定なのは、「善き人のためのソナタ」・・・
気分が落ち込んでいるときには、かえってこういう映画の方がいいような気がして借りてきました。

やっぱり、私の出発点はこの「アナキンの母です」なんだなぁ~と、しみじみ思った今日でした。
少し、気分が↑向きになったような気がする。

  
    

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2008.01.04

年末年始の映画鑑賞

  

年末年始に見た映画・・・
と言っても、DVDをレンタルしたり、テレビで放映されたものばかりなんだけどね。
   

あるスキャンダルの覚え書き

2008eiga_1

解説: 美しい美術教師と、彼女に執拗(しつよう)な関心を抱くオールドミスの教師とのスキャンダラスな関係を描く心理スリラー。アメリカで実際に起こった女教師の事件を基に作られた小説を、『アイリス』のリチャード・エアーが映像化した。二大オスカー女優のジュディ・デンチとケイト・ブランシェットが、火花散る演技対決を繰り広げる。孤独な年配女性の屈折した愛情が、徐々に明らかになっていくストーリー展開に引き込まれる。(シネマトゥデイ)
                 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id326971/
    

ケイト・ブランシェットはすきな女優さんです。
この映画でもとても透明感のある美しさを披露していました。
でも、なんと言っても、ジュディ・デンチの存在感がすごいです。
バスタブにつかりながら、彼女の心のうちを独白するシーンがあるんだけど、その孤独感が恐ろしいほど伝わってくるの。「ラヴェンダーの咲く庭で」でも、存在感を示していたけど、すごい女優さんだと思いました。

    

クィーン

200821997月31日に交通事故で他界したダイアナ元妃をめぐって、揺れ動く英国王室の内実を描いた衝撃のドラマ。英国と王室に造詣が深い『危険な関係』のスティーヴン・フリアーズが監督を務め、事故からダイアナ元妃の国葬が執り行なわれる数日間の英国王室、エリザベス女王の一挙手一投足にスポットを当てる。女王役は『カレンダー・ガールズ』の名女優ヘレン・ミレン。これまで語られなかった“あの日”を鋭い視点で描き出す。
                 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326671/
     

製作国はイギリス/フランス/イタリアになっているけど、こういう映画を作るということが驚きなのです。ブレアもちゃんと出てくるし、なんと、エリザベス女王のことをブレアのスタッフが「ババア」なんて言うのよ。びっくりしちゃった!日本では考えられないことですよね。「ブラス」だったかな・・・、そこでも、痛烈なサッチャー批判をしていた。現政権や王室をこんなふうに映画にできるイギリスという国は、やっぱりたいしたものというか、成熟しているというか・・・大人の国だと思いました。

   

M:i:III

324026view014 トム・クルーズが製作と主演を兼ね、名作TVドラマ「スパイ大作戦」をリメイクした人気スパイ・アクションのシリーズ最新作。第3弾となる今作は、TV界出身の新鋭J.J.エイブラムズが監督に抜擢され、絶体絶命の危機の中でミッションを遂行する敏腕スパイ、イーサン・ハントの活躍を描く。『カポーティ』でアカデミー賞の主演男優賞に輝いたフィリップ・シーモア・ホフマンが、トムを罠にハメる悪役を怪演している点も見逃せない。
                 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id324026/     

なんだか忙しい映画でした。
筋がわからないところもあったし、身内の人間が実は裏切り者だったというのも、いつものパターンのようで、あまり新鮮味がありませんでした。裏切り者はあの人ねって、すぐにわかっちゃったのも、なんだかつまんなかったです。(それらしくない人が実は・・・のパターンでした)
フィリップ・シーモア・ホフマンの不気味なこわさが光っていました。さすが!
      

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他にも見たのは「武士の一分」それから、
見るつもりはなかったんだけど結局見ちゃったのが「風と共に去りぬ」

「風と共に去りぬ」は何回見たのでしょう。
それでも見ちゃうんだから、やっぱり名作なのね。
この映画を日本と戦争しているときに作っていたんだと思うと、
いろんな意味でため息が出ちゃう。

今、レンタル中なのが、「ハッピーフィート」と、「ホリディ」。
早く見ないと、7泊8日が終わっちゃうよ!

  

    

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2007.11.05

ボーン・アイデンティティー

       

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ある嵐の夜、イタリアの漁船が洋上に漂う意識不明の若い男を発見する。引き上げられたその男の背中には弾痕があり、皮下にはマイクロカプセルが埋め込まれ、それにはスイスの銀行の口座番号が印されていた。男はなんとか息を吹き返すが、記憶を失っており、自分の名前も分からない状態だった。数週間後、彼は身元の唯一の手掛かりであるスイスの銀行に向かう。その貸金庫にはジェイソン・ボーン名義を含め6ヵ国のパスポートや大金、そして拳銃が入っていた。やがて暗殺者たちに狙われ始めた彼は、偶然出会ったマリーの協力を得てパリへと向かうのだったが…。

            http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=239779
     

バイオ・ハザードとボーン・アイデンティティー・・・

二つの作品を二日続けて見たので、頭の中で銃の発射音がまだ鳴っているような感じです。
ゾンビとか・・・すごく苦手なので、バイオ・ハザードは・・・だったんだけど、アナキンパパが「おもしろいんだから!エイリアンよりは気持ち悪くないから」と言うので、見ました。そう言った本人が、途中で眠ってしまって、私のほうが最後までしっかり見てしまいました。
最後にアリスがたくさん捨てられていて、いったい次はどうなるんだろう?と思ったけど、映画館まで行って見るかどうかは、?かな。

ボーン・アイデンティティーは、切れ味のいい映画だなと思いました。
Jumperの予告編とテンポが似ている・・・そんな印象でした。
ダグ・リーマン監督の映画は初めてで、新鮮でした。
シーンが変わるところとかアングルがスパッとしていて、だらけた所がない。
Jumperもこんな感じの映画になるのかな・・・と思いました。
期待しましょう♪

マット・デイモンは、
「スター・ウォーズ」を見て役者を目指すようになったんだそうです。
いろんなところで、ヘイデンと繋がってるような気がする。
(ちょっとこじつけかも・・・)
「スター・ウォーズ」がなかったら、俳優マット・デイモンは存在しなかったのかもしれないと思ったら、「スター・ウォーズ」の影響力の大きさを再認識。
ファンとしては、うれしいな

見たい映画はあるんだけど、なかなか映画館にまで行けなくて、こんなふうにテレビやDVDで見ることが多くなってしまいます。
一周二周遅れで見ています。
これから寒くなると、ますます出かけるのがおっくうになってしまう。
風邪もこわいし・・・。

でも、春になったら、がんばりますよ。
なんてったて、Jumperがやってくるんですもの・・・。
   

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追記・・・
    

「インディ4」クランクアップ!公式サイトで喜びのビデオ報告
  必見ですよ! 
  若き日のルーカス・スピルバーグ・ハリソンくんに会えますよ。
  →http://www.indianajones.com/site/index.html

この動画には、シリーズ第1作から過去の全作品のクランクアップの瞬間全てが収録されていて、第1作「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(81)で、上半身ハダカになって大きな手ぶりで「ラップ(Wrap、撮影終了の意)」と叫ぶ若きスピルバーグ監督の勇姿。第2作「魔宮の伝説」(84)では谷底へスタントマンが落下する危険なシーンで、無事終了したのち、若く痩せている製作総指揮ジョージ・ルーカスが他のスタッフとガッチリ握手する姿もある。さらに第3作「最後の聖戦」(89)でもスピルバーグ監督がバンザイするなど、“インディ”ファンには感無量の必見映像になっている。

また、この映像には今回の主要キャストがそれぞれ一瞬映り、ジョン・ハートとジム・ブロードベンドが作品中の衣装を着た姿で初披露目されている点にも注目だ。

   http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20071105-00000004-eiga-movi
       

ヘイデン・クリステンセン、『バターン死の行進』に出演

日本軍の本間雅晴中将によって行なわれた、実話を元にした『バターン死の行進(Beast of Bataan)』の出演にヘイデン・クリステンセンがサインした。

原作はローレンス・テイラーの小説『将軍の裁判 - マッカーサーの復讐(A Trial of Generals)』で、・・・・・・クリス・カールソンとマーク・ジーンの二人が脚本化する。

撮影は来年2月にオーストラリアで開始される。[Movieweb] 11/4/2007

                           http://ncr2.net/2007115626.php
    
  

   今日は、うれしいニュースが次々と・・・

   ヘイデンが演じるのは、
   本間中将の死刑判決の回避に取り組む若い弁護士役だそうです。
   「硫黄島からの手紙」のような心に残る映画となりますように・・・。

   

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2007.10.21

ヒトラー ~最期の12日間~

    

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アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた衝撃作。監督は『es』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。『ベルリン・天使の詩』のブルーノ・ガンツがヒトラーにふんしている。本国ドイツでは映画公開自体が一つの事件として大きな社会現象を巻き起こした作品。

1945年4月20日、ベルリン。ソ連軍の砲火を避けるために、ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)はドイツ首相官邸の地下要塞に退却していた。すでに正常な感覚を失っていたヒトラーは部下に実現不可能と思える作戦を熱く語っていた。

             http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=321938

*****************************************************************  

昨日、NHKBS2で放送されたので、やっと観ました。
前から観たいと思っていたんだけど、田舎暮らしの辛さ・・・。
レンタルしようと思っても、お店にないんだもの。
かなり出遅れたけど、観てよかった。

ずっとタブーだったヒトラーを描くって、日本に住んでいる私が想像できないくらい大変なことだったんだろうと思った。あえて、それに挑戦したオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督に、敬意を表したいと思います。

感想を少し・・・

極悪人という印象のヒトラーだけど、秘書の女性には優しい言葉をかけるし、ゲッペルスも自分の子供たちを愛しく思っている。でも、ベルリン市民がどんどん死んでいく状態でも、「自分たちを選出した民衆が悪い、自業自得」と言ってのける彼等・・・。
これが実像なのだとしたら、人間はおそろしい生き物になれるということなんだと思った。家族を愛し音楽を愛するナチスの将校が、ユダヤ人をどんどん殺していく話を聞いたことがあるけど、どんな人間でも底知れない狂気を持っているような気がした。

そして・・・、
市民の中にも、治安の維持だということで、同じ市民を処刑していく人たちもいる。ベルリン市民がどんどん死んでいく中で、地下ではナチスの幹部たちが、酒を飲んでくだを巻いている・・・。
救いのない映画だけど、これが、戦争というものなのだと思った。

キャバレー」でも、描かれていたけど、ヒトラーを熱狂的に支持したドイツ国民がいたからこそ、こういう最悪の悲劇が起きたわけで、、「自分たちを選出した民衆が悪い、自業自得」という言葉は、そういう意味では真実かもしれない。
熱に浮かされ、影に隠された意図を見抜けないでしまう恐ろしさ・・・それは、今も変わらずにあると思う。
この映画は過去のことを描いているけど、描かれていることは決して過去のことではないと思った。
      

10月21日(日) 午後9時~9時49分 総合テレビ

  NHKスペシャル
     学徒兵 許されざる帰還 ~陸軍特攻隊の悲劇~ 
     http://www.nhk.or.jp/special/onair/071021.html
  
  こういう番組は観るのが辛いけど、私の父も陸軍特攻隊に志願していたので、
  観なきゃならない・・・そう思っています。
  終戦がもう少し遅かったら、私はこの世に存在しなかったから・・・。
   
  特に、若い人に見てほしい・・・そう思います。

  
  

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2007.10.01

ダニエル・・・に会える

     
       ダニエル・・・
        ラドクリフくんではなくて、ダニエル・ブリュールのことなの。
        なぁ~~~んだぁと言わないでねぇ。
    

        Seji11
      

        「ラヴェンダーの咲く庭で
        10月4日(木)NHK BS2 午後9:00~10:45で、
        観ることができます。

        また、ダニエル・ブリュールに会えるんだなぁ~と思うと、
        うれしいです。
        前に、この映画のことを書いたので、
        お時間のある方は、のぞいてみてくださいね。→こちらです。

 
     *******************************************************
    

        ダニエル・ラドクリフくんのことも、書かなくちゃね。

        「December Boys」が、今秋、日本でも公開されるそうです。
        あのテレサ・パーマーが共演している映画ですね。
        テレサ・・・といえば、
        「Jumper」でへイデンの恋人になるはずだったのに・・・ね。
        どんな演技をするのか、ちょっぴり興味があります。

        芸術の秋、映画の秋・・・なんですね。

  
    

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2007.05.15

父親たちの星条旗 2

 

  Sleep17

  
       
   海の底で、安らかに眠ってなんか・・・いない

   そんな彼らの声が聞こえてきそうな気がしました。
     

     なぜ、こんなところにいなければならないのか・・・

     なぜ、死ななければならなかったのか・・・

     俺たちを戦場に送り出した大人たちは、その後、どうしたんだ・・・
   

   そんな彼らの声が光となって、海の中を漂っているのでは、

   そんな気がして、描きました。

     

 * 今日(5月15日) 午後9:00~ NHKBS2

  「ジョニーは戦場へ行った」があります。
   
 私が高校生のころ、この映画のポスターを観ました。
 そのときは観ることができませんでしたが、今日は録画をしておこうと思います。 
 観るのが辛くなりそうな映画だけど・・・・・。

   

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2007.05.14

父親たちの星条旗

              Ff_1

                        * オフィシャルサイト
    

DVDを借りて観ました。
ぎっくり腰になって、PCの前に座っているのがつらいけど、でも、この映画の感想を書きたかった。コメントへのお返事もきちんとしていないのに、ごめんなさい。

観てほしいです! 

「硫黄島からの手紙」よりも心に響きました。
「硫黄島からの手紙」も観てほしいと思うけど、日本人の私からみると細かいところで違うなというところがあったのね。たとえば、女の人の帯の結び方とか・・・。そういうところが気になってしまって、感動のじゃまをしてしまったかもしれない。でも、もちろん「硫黄島からの手紙」はすばらしい映画だし、観てよかった!と思っています。

そして、この「父親たちの星条旗」・・・涙が流れました。

イーストウッド監督の
「戦争を始めた人間たちは、戦場で死んでいく若者のことなどちっとも考えていない」
そのメッセージが静かに強く込められていました。
彼らはまだ20歳になるかならないかの若者たちでした。無謀とも思える上陸でつぎつぎと若者は倒れていきます。そして、彼らは仲間を守るために日本兵を殺していきます。そして、その日本兵にも家族がいる。(「硫黄島からの手紙」で描かれています)

いったいなんのために戦っているのか、どうして、死ななければならないのか、彼らはそんなことを考える間も無く、あっという間に死んで行きます。
生きて人生を楽しむことができたはずの若者がどうして死んでいかなければならなかったのか、そういう状況を作ったのは誰なのか・・・
イーストウッド監督の静かな怒りと、硫黄島で死んでいった多くの命に対する鎮魂の気持ちを感じました。

まだまだ、書きたいことはあるけど、座っているのが限界なので、今日はこの辺で止めます。
一度観ただけだと、複雑でわからないところもあったけど、もう一度観て、感動が深まりました。2回以上ご覧になられることをおすすめします。

   

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2007.05.07

タイガーランド

連休中にDVDを借りて観た映画・・・。衝撃的だったのはタイガーランド
       
     Tigerland              
1971年、ルイジアナ州ポーク基地。ベトナム戦争が長引き泥沼化していく中、新兵たちはここで訓練を積み、最後に“タイガーランド”と呼ばれる地で、一週間におよぶ実戦さながらの訓練を経て戦地であるベトナムへと送られる。
そんな中、ここに上官に向かって反戦を公然と口にする新兵ボズ(コリン・ファレル)がいた。彼は軍規の抜け道を利用して苦しんでいる仲間たちを除隊へと導いたりもしていた。しかし、一方でボズ自身の兵隊としての能力は一流だった。やがてボズは新小隊長に任命されるが、隊員のひとりウィルソンはそんなボズの考え方に反感を抱いていた……。                   yahoo
           

前に「ジャスティス」を観たときに、「タイガーランド」も観たほうがいいよとすすめていたいだいて、観ました。
でも、途中で観るのを止めようかと何度か思いました。もう一度観る?と聞かれたら、「はい」と言えないかもしれません。見終わって吐き気がしました。
それでも、観てよかったと思うし、「観てほしい!」とおすすめしたいです。
       

軍隊ってこういうところなんだ!と思いました。
   

人間性を破壊するところなんですね。考えてみたら、普通の暮らしのなかでは、「人を殺すことは一番悪いこと」なんですよね。でも、その一番悪いことをしなければならないのですから、人間としておもいやりとかいたわりとかそういうものを持っていたらできませんよね。新兵はこれでもかこれでもかと尊厳を踏みにじられるような言葉をあびせられ、殴られ、何も考えるな!と言われます。殺(や)られる前に殺(や)れ!と言われます。あまりのつらさに、肉屋だった新兵は自分の手を窓枠にはさんで破壊して除隊になろうとします。

でも、現実はもっともっと過酷なのかもしれません。
    

もしも私に息子がいて、あんな目に合わされると思ったら、どんなことをしてでも行かせないと思いました。子どもを産んだことがない私ですが、出産は命がけだと思います。命がけで産んで育てた子どもがあんな目に合うなんてがまんできない!きっと、息子さんをお持ちのかたはそう思われるとおもいます。

そんな中、ボズ(コリン・ファレル)の助言で除隊になる肉屋だった新兵が、晴れやかな顔でお礼のあいさつに来ます。
そのときの人間性を取り戻した笑顔がとても心に残ります。
     

そして、監督は、なんとジョエル・シューマカー・・・
「オペラ座の怪人」の監督ではありませんか!
このつながりはフォースのお導きかしら?

楽しい映画ではないけれど、私にとって衝撃の映画でした

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2007.04.13

オペラ座の怪人 2

     
今週は「オペラ座の怪人」で、盛り上がった1週間でした。
まだ、その余韻が残っています。
特にあのジャーンという音楽と共に壊れたシャンデリアが少しずつ引き上げられ、
それにつれて画面がモノクロからカラーに変わっていくシーンは、忘れられません。
      

   Opk2
      

「オペラ座の怪人」初心者の私に、
            たくさんのすてきな情報をお寄せくださったみなさん。
ありがとうございました

すてきなお話を聞かせていただいたおかげで、、感動が何倍にもなりました。
ブログを続けてきてよかったと、心から思いました。
記事よりもコメント欄の方がはるかにはるかに充実していたと思います。
へなちょこ記事を盛り上げてくださったみなさんに、もう一度感謝です。
本当にありがとうございました。
   

    ヘイデンの誕生日もいよいよ来週に・・・。
    我が息子は、今は何処に?

  

***** 追記 *****
     

昨日(4月14日)、CDを借りてきました。

Cd  もう、頭の中で、音楽が鳴りっぱなし
 
音楽を聴いているだけで、映像が
 浮かんできます。

 パトリック・ウィルソンの声はやっぱり
 いいですね。甘い歌声
 映像がないと声に集中できるから、
 よけいそう感じるのかもしれません。

 ジェラルド・バトラーの声は荒い声で
 ほかの二人に比べると違いがありま
 すが、かえって、それが魅力的に感じました。

 エイミー・ロッサムの澄んだ細い声、朗々と歌い上げるという感じではない
 ところが、クリスティーヌのイメージそのものという印象でした。
    

     Cd2
    

 最後の方に近づくと、クライマックスのあのシーンを思い出し、ファントムの
 気持ちを思って、また、ジワ~ッと涙が出てきてしまいました。

 まだまだ、ファントムの呪縛が解けないわたくしです。

    

 

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2007.04.09

オペラ座の怪人

かなり出遅れたけど、DVDを借りて観ました。 簡単な感想を・・・。
    

Opk ストーリー

1870年パリのオペラ座で、プリマドンナが事故に巻き込まれ役を降板。新人のバレエダンサーのクリスティーヌが大役を得て、舞台を成功に導く。しかし、その姿をじっと見つめる仮面の男がいた。幼なじみの男性ラウルと再会して喜ぶ彼女を、仮面の男は地下深く連れ去る。
   作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの傑作ミュージカル『オペラ座の怪人』は、日本でも劇団四季が大ヒットさせたので知っている人も多いだろう。この舞台をジョエル・シュマッカー監督が映画化。ウェバーの音楽を最大限にいかすために、ドラマはミュージカル構成。よってネームバリューよりも歌唱力のある役者が集められ、怪人にジェラルド・バトラー、クリスティーヌにエイミー・ロッサム、ラウルにパトリック・ウィルソンが抜擢され、吹き替えなしで見事に演じ、歌いあげている。オペラ座の美術、衣装、めくるめく映像など、贅の限りをつくしたようなまぶしさで、ヴィジュアルがこの悲劇を盛り上げるのに一役買っているといっても過言ではないだろう。                                Amazon.co.jp
    
    

まず、絢爛豪華・・・Opk1

特にあのシャンデリアの登場で画面がモノクロからカラーに変わっていくところは映画ならではの美しさだと思いました。映画館の大きなスクリーンで観たかった!映画館のスクリーンは無理だけど、せめて、もう少し大きいテレビを早く買いたい。

観終わって、いっしょに観たアナキンパパと言った言葉・・・感動しなかったね

きっと大画面じゃないからだよ・・という結論になりました。
でも、なんか違うなぁ~。なんだか観ていてすっきりしない。のどに小骨がささったようないやな感じはなんだろう?画面の大きさのせいじゃないと思う。それで、けっこうこだわる性格なので、いろいろ考えたのです。そして、思ったのは・・・。

字幕の意味がよくわからないところがあって、感情移入できなかったからかも

特に最後のほうで、ラウルがファントムにつかまって、「ラウルの命はお前の答えしだい」とクリスティーヌが選択を迫られる場面・・・ここは、最大の山場だと思うんだけど、3人の気持ちの流れがつかめない。そこで、英語の字幕を観ながら、訳してみることになりました。
すると、字数の制限があって日本語字幕で表現できないニュアンスがあることがわかりました。情けない表情に見えたラウルでしたが、実際は「私の命を救うために、クリスティーヌ・あなたの人生を犠牲にしてはいけない」という一途な愛の言葉を歌っていたことや、クリスティーヌのファントムに対する複雑で深い想いを知りました。クリスティーヌのキスでファントムの表情がせつなく変わっていく様子(このシーンが一番心に残っています)には、涙が出そうになりました。

感動しなおしました! 深い映画だったのだと思いました。

でも、言葉の壁というものをあらためて感じました。日本語の字幕では表現しきれないものがあるんですね。考えてみれば当たり前のことかもしれません。日本語のニュアンスを英語で表現するのは難しいだろうなぁ~ということは、なんとなくわかるのです。寅さんの「おいちゃん」という言葉のニュアンスを英語だったらどう表現するのだろう、表現できるのかな?と思います。それと同じようなことが、英語から日本語へ・・というときにも起きるのだろうなと思いました。
洋画を観たときに自分が感じたことが、もともとのものと違っていることもあるんだと思いました。
   

映画そのものの感想ではないのですが、今回はそんなことも考えました。

 * 「オペラ座の怪人」関連サイト

  

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2007.04.08

ニュー・シネマパラダイス

ずっと前の映画だけど・・・、DVDを借りて観ました。 簡単に感想を・・・・。

 Ncp                     
ストーリー

第二次世界大戦直後のシチリア島。村唯一の娯楽は、映画館『パラディソ座』だった。映画の魅力にとりつかれた少年トトと、彼が父代わりに慕った映画技師アルフレードとの心のふれあいの物語だ。
2作目の本作で89年アカデミー外国語映画賞を受賞したジュゼッペ・トルナトーレ監督は、シチリア島の出身である。イタリア南部が抱える貧困の問題を絡めながら、底抜けに明るいシチリア人のふるまいをユーモラスに映している。音楽は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』や『海の上のピアニスト』などで有名なエンニオ・モリコーネが担当。随所に流れるテーマ曲のメロディラインは、見るものの心を感動の世界で包み込んでくれる。     Amazon.co.jp
   
       

私が観たのは、ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、初公開版に新たに60カットを追加した完全版です。

公開版よりも50分ほど長くなって、ストーリーもだいぶ違っているようです。

レヴューなどを読むと、完全版はだめーーー!という意見が多くて、えっ、そうなの~?と思ってしまいました。
完全版では、かつてせつなく別れたエレナが思い出の中の存在ではなくなって、実際に生々しく再会してしまいます。そして、なぜ、すれ違ってしまったのか・・そのなぞが二人の中でわかってきます。アルフレードのトトへの想いがそうさせた・・。
   
私は完全版しか観ていないので、どちらがいいとかは、言えません。
たしかに、3時間近い映画で、長いような気はしました。でも、二人の再会があって、過去のことが思い出として完結していない、今の自分とまだ繋がっている・・・というその葛藤が私は共感できました。若いころ愛した人はきれいな思い出として残しておきたいと思う心は誰の心の中にもあるでしょうが、簡単に思い出にできない複雑な想いもあるのでは・・・。30年後のエレナをあの「禁じられた遊び」のブリジット・フォッセーが演じています。びっくりしました。でも、きれいでしたよ。言われてみれば、完全版は、30年たっても彼女への気持ちを引きずっている中年の映画監督の今が追加されて、さわやか~という印象が薄れてしまったのかもしれません。

つくづく映画は編集で別物になるのだと思いました。

でも、監督はこういう映画にしたかったのですよね。
監督が作りたかった映画が必ずしもいい評価を得られるとは限らない・・・・・。
難しいんだなぁ~!
    

映像はきれいだし、音楽もいいですよ。
人はちょっとしたすれ違いで、人生を変えてしまうこともあるし、心の中に葛藤を抱えてたりする・・・、そういういろいろある人生への賛歌のような気がしました。
生きているといろんなところで別れ道があって、あの時別の道を選んでいたら・・、
そんなことを思うけど(特に、春・・4月は)、そう思いながら今を生きていくんだなぁ~とあらためて思って映画でした。
   

 * 昨日は「オペラ座の怪人」を観ました。えっ、今ごろ!って、言わないでね~。
  感想は・・・、う~~ん、また後で。

   

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2007.03.30

エデンより彼方に

    
            DVDを借りて観ました。簡単に感想を・・・・。

     
            Kanata
    

ストーリー

1957年の秋、コネティカット州ハートフォード。
ブルジョワ家庭の主婦キャシー・ウィテカー(ジュリアン・ムーア)は、一流企業の重役である夫のフランク(デニス・クエイド)と、二人の子供と暮らす、理想的な生活を送っていた。
しかしある日、フランクが男性と抱き合っている姿を目撃してしまう。しかもキャシーは、新しい庭師の黒人レイモンド(デニス・ヘイスバード)と親しくなることで、周りの白人から眉をひそめられることに。やがてレイモンドとのデート現場をゴシップ好きの知人に見られ、閉鎖的な町にキャシーの悪い噂が広がっていく。キャシーは苦しみつつもレイモンドを解雇し、深酒に溺れるフランクは会社から長期休暇を言い渡される。
それを機に、ウィテカー家はマイアミ旅行へ。かつての平和が戻ったかに見えたが、フランクは、旅行先で出会った若い男性と恋におちてしまった。フランクは離婚を要求。キャシーは、抑えきれずレイモンドのもとへ向かう。しかしレイモンドは町を去ることを決意しており、キャシーは口づけすら交わさずに終わった恋に別れを告げるのだった。

                               * goo映画より引用しました。
   

1950年代のハリウッドのメロドラマを意識したタッチで、同性愛や人種差別の問題を描き出した作品です。監督・脚本は「ベルベット・ゴールドマイン」のトッド・ヘインズ。
2002年ヴェネチア国際映画祭最優秀主演女優賞、全米ナショナル・ボード・オブ・レビュー最優秀主演女優賞ほか多数受賞。

     

私は、全然飽きなかったし、おもしろかったのですが・・・

レビューを見ると花マルというのは少なかったです。どうしてかなぁ~?「ナイロビの蜂」よりは、おもしろかったのになぁ~。つまり、感じ方はひとそれぞれということなんですね~。
2002年の作品なのですが、1950年代の映画かしら・・と思うほど、昔の雰囲気の映画でした。色合いとかセットの感じとか・・・。子どものころテレビで観た「奥様は魔女」の雰囲気に似ています。監督がそのへん(1950年代)につよ~~いこだわりを持って作った作品らしいです。

今では、同性愛を病気だから治療して「正常」に治さなければならない・・・なんて思う人は少ないと思うけど、50年代は違っていたんだね。それから人種差別もひどかったことがわかります。だって、自分が同性愛者ということで差別される立場にあっても、妻が黒人男性と話をしただけで、激怒して「すべてを壊すか気かーーー!」みたいに怒鳴るんだよ。その庭師の黒人男性は、理性的で、ひとりの人間としてとても魅力的なの。今の世の中は格差が広がるなどひどくなっているという感じが強いけど、こういう差別の問題は50年代に比べれば少しずつ前進してきているんだなぁ~と思いました。

主演のジュリアン・ムーアは、舞台で演じているみたいな雰囲気でそれはそれでよかったと思います。感動作とかいうようなドーーーン!と押し寄せるものはないけど、あるひとりの女性の日常や心の動きがていねいに描かれている映画だと思いました。私は感動作!とかいうのがちょっと苦手なので、こういう映画がすきなのかもしれません。

トッド・ヘインズ監督の「ベルベット・ゴールドマイン」には・・・・・、
ユアンが出ているんですよね。


でも、ぶっ飛ぶよーー!という忠告があって、まだ、観ていません。私の中のユアンのイメージが壊れそうで、観られないのです。
でも・・・、観てみようかなぁ~?なんて、ちょっと、揺れ始めました。
   

感想と言えるほどのものではないけど、昨日観たので忘れないうちに書きました。

   

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2007.03.18

ナイロビの蜂

      
かなり出遅れましたが、「ナイロビの蜂」・・・DVDを借りて観ました。
   

       10006618169
     
    
感想を・・簡単に書きます。

こういうストーリーは、何度か観たな~と正直言って、思いました。
   

主人公が信頼していた人間が実は裏切っていた・・というような。
特に、そんなに感動したといういうことはありませんでした。
(ごめんなさい)
レイチェル・ワイズが演じるテッサも、あまり好きなキャラクターではありませんでした。いきなり自分の主張を言い始めたり、現地の人間が利用する病院を選んで出産しようとする・・、どうもその必然性を演技から感じられない。劣悪な病院で出産することにそんなに価値があるのだろうか・・。あえてそこまでしようとすることに対する説得力がないなぁ~。
巨悪を告発しようとするなら、もっともっと用意周到であってほしい・・!!

夕飯を食べてお腹がいっぱいになっていたときに観たのが悪かった。
つい、途中で、うとうとしてしまったのでした。(汗)
    

ただ、アフリカの現実はたぶんこうなのだろう・・
という映像をたくさん観ました。
    

そして、いかにアフリカ(ケニア)が私の意識の中にないかが、わかりました。
ケニアがアフリカのどこにあるのか、わからなかった!(情けない)
奴隷商人がいて、植民地で・・という時代からもうどれくらいたっているのでしょう。でも、今も人間扱いされていないような悲惨な生活をおくっている人たちがいて、そして、今の私の生活も彼らのそういう生活の上にあるのかもしれないと思いました。

アナキンパパは若いころ、仕事でアフリカにいましたが、映画のシーンと同じようなことがあった(日常的なわいろ)・・と言っていました。
アフリカに目を向けるという意味では、いい映画だと思います。
先進国と言われている国がしていること・・、そのことを考えるきっかけになると思いました。

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2007.03.13

グッバイ、レーニン

    
やっと、「グッバイ、レーニン」を観ました。
題名から、イデオロギー色の強い映画なのかなと思っていましたが、違いました。
   

       Lenin1
    

ストーリー

舞台は東ベルリンです。アレックス(ダニエル・ブリュール)の母親が心臓発作で昏睡状態に陥っている間にベルリンの壁が崩壊して社会が激変してしまいます。母親は8カ月後に意識を取り戻しますが、今度ショックを受けたら命が危ないと医師から言われます。そこでアレックスは、母親になんとかベルリンの壁崩壊や社会の変化を隠そうと涙ぐましい努力をするのです。
    

母親を死なせたくないと奮闘する息子の物語

グッバイ、レーニン」というタイトルから、イデオロギー色の強い映画かな?という印象を受けますが、母親を死なせたくないと奮闘する息子の物語・・家族愛の物語でした。
でも、東ドイツが崩壊していく中で、価値観を一変させられる人たちのとまどい、英雄だった宇宙飛行士がタクシー運転手になる現実、ドイツ統一バンザイ!と、簡単に喜べない現実も背景として描かれています。

母親に東ドイツ崩壊を気付かせないようにするために、アレックスはそこまでするか!と思うくらい涙ぐましい努力をします。スーパーにはかつての東ドイツの商品は無く、捨てられていたビンを煮沸消毒して、中身を詰め替え、母親の前に持っていく・・など。
極めつけは、テレビを観たいという母親のために、友人と東ドイツ版のニュースを作って、母親に見せます。おおまじめにニュースを作っている姿に思わず笑ってしまいますが、同時に切なくなりました。まじめに演技をするからこそ思わず笑ってしまうのですね。笑え笑えと強要されない笑い・・、居心地のいいものだと思いました。
     

時代に取り残されていく人たちに対するまなざしのあたたかさ

登場人物の何人かは(年老いた隣人たちなど)、東ドイツの崩壊によって過去の人たちになっていく運命にあります。でも、すぐに変化に適応できないそういう人たちを切り捨てるのではなく、あたたかいまなざしを向けていると思いました。「リトルダンサー」や「ブラス!」に登場した石炭産業に従事した人たちも、斜陽産業として切り捨てられていきますが、映画の中では彼らに敬意を払い、同じようにあたたかいまなざしで描いています。
時代に取り残されていく人たちに対するまなざしのあたたかさが、この3つの映画には共通していると思いました。3つの映画を観て、私があたたかい気持ちになれたのは、そういうものが底辺に流れている映画だからだと思いました。

もうひとつのドイツ統一

最後に作った虚構のニュースでは、あの宇宙飛行士が最高指導者となり、
「宇宙から見れば、人間などちっぽけな存在にすぎません。・・・以前は敵だった人がいっしょに住みたいと・・・、国境の開放を決めました」と演説し、もうひとつのドイツ統一という歴史を作り上げます。
そして、この演説のシーンと実際に壁の崩壊を喜ぶ人たちの映像が重なります。
アレックスはこのニュースのなかに自分の理想を込めていったのだと思います。
この最後のシーンでは、私は、胸が熱くなって涙がこみあげてきました。
     

  もっともっといろんなことがあるのですが、とても書ききれません。
  ★ぜひ!と、おすすめしたい映画です

   

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2007.03.11

戦場のアリア

   
戦場のアリア」  こんなに泣いた映画・・・久しぶりでした。

   

          Aria2
    

1914年、第一次大戦下。フランス・スコットランド連合軍と、ドイツ軍が連日砲弾を鳴り響かせているフランス北部の村。クリスマスだけは家族のもとへ帰りたいと兵士の誰もが願っていたが、戦況はますます熾烈さを極めていた。
やがて訪れたクリスマスの夜。ドイツ軍には10万本のクリスマス・ツリーが届けられ、スコットランド軍の塹壕からはバグパイプの音色が聞こえてくる。そして、奇跡は起こった。

これは、大戦下のクリスマス・イブに、互いに敵対する者たちが、クリスマス・キャロルの歌声をきっかけに、戦闘の最前線で歩み寄り、挨拶をし、フランスのシャンパンで乾杯したという信じられない本当の物語。
これが長編2作目となるクリスチャン・カリオン監督は、軍の正式記録には残されていないが、ヨーロッパ各地に今も語り継がれる戦場の奇跡を忠実に映画化した。

                         * オフィシャルサイトから引用しました。
     
   

こんなに泣いてしまった映画は久しぶりでした
   
戦っているもの同士がクリスマス・キャロルの歌声をきっかけに交流してしまう。
そんなことありえない・・と、思うのですが、実話に基づいて作られた映画なのです。

相手のことを悪魔だ!殺してもいい相手だ!・・と、聞かされてきたのに、
実は・・・。
音楽を口ずさみ、妻や子どもの写真を大切に持ち、ねこをかわいがる人間だった。お互いにそれに気付いたとき、もう、相手を銃で撃つことができなくなってしまいます。上官に「撃て!」と命令されても、空に向かって撃ってしまうスコットランド兵。
ロシアの前線に貨物列車で送られるドイツ兵は、スコットランド兵が歌っていた歌を口ずさみます。「反逆罪で死刑になるところだ!」と言われたフランスの中尉は「ドイツ兵を殺せと命令する人間よりも、ドイツ兵のほうが人間的だった」と言います。

戦場という人間性を捨てなければ生きていけないところでも、すべての心を麻痺させてしまうことはできかった。クリスマス・キャロルを聴いたとき、兵士の目が変わっていきます。こういう人たちが殺しあわなければならない戦争って、なんなのでしょう。
「硫黄島からの手紙」と繋がるものを感じました。
イーストウッド監督が「戦争を始めた人間は、前線で戦っている若者のことなど考えていない。戦争のむなしさを知ってほしい」と、言っていましたが、この映画にもその思いが込められているように思います。

「こんな映画、きれいごとだよ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、戦争の愚かさを伝えてくれる、おすすめの映画だと思います。

キャストは ・・・

ドイツ軍のホルストマイヤー中尉にダニエル・ブリュール
・・・ホルストマイヤー中尉は「自分はユダヤ教ですが・・・」と言って、それでもいっしょにクリスマスを祝います。彼は、この戦争で生き残ったとしても、その後の悲劇が待っていることを思うと、また、涙が出ました。・・・
スコットランド軍のパーマー司祭にリトルダンサーで父親を演じたゲイリー・ルイス
そのほか、出演した俳優陣が、抑えた演技の中に感情を込めていて、
好感が持てました。

  ★ 実は、今日も観て、また、泣いてしまいました。

   

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2007.03.07

ラヴェンダーの咲く庭で

     
    ☆の母さん、おすすめの映画・・・・・
    「ラヴェンダーの咲く庭で」をやっと観ることができました。
    

    Index_topimage
   

それは、短く幸せな夏
イギリスの田園を舞台に、
2人の姉妹と異国の青年ヴァイオリニストが織り成す人生の宝石箱。

1936年、イギリス、コーンウォール地方。ヨーロッパでは、歴史的な大きな出来事が起ころうとしていたが、ジャネット(マギー・スミス)とアーシュラ(ジュディ・デンチ)の姉妹はいつもと同じように静かな日々を過ごしていた。
そんなある日、1人の青年が嵐の去った浜辺に打ち上げられる。アンドレア(ダニエル・ブリュール)と名乗る異国の若者を、2人は我先にと競って看病するが、時がたつとともに彼は特にアーシュラにとって大きな存在となっていくのだった。徐々に英語を覚える彼との楽しい会話、その指が奏でる美しいヴァイオリンの音色への驚きを味わいながら、叶うわけもないと、もう何年も心の奥底にしまいこんでいた感情がにわかに沸き起こる・・・。
しかし、その後突然にアンドレアはコーンウォールを去ってしまう。美貌の若手女性画家にヴァイオリンの才能を見出され、冬が訪れる頃、ロンドンのアンドレアから手紙が届く。そこにはロンドンでデビュー・コンサートを行うとあり、アーシュラとジャネットはロンドンへ向かう。今一度、彼の奏でる美しい調べを聴くために。

                        * オフィシャルサイトから引用しました
     
    

ずっと観たいと思っていたのですが、いつもレンタル中で、観られませんでした。
先日、今日はどうかな?と思ったら、ありました~! 即、借りてきました。

せつない気持ちでいっぱいになりました。
年老いた姉妹のもとに現れた美しい若者。
自分の老いを自覚しながらもときめいてしまう心。
海岸に打ち上げられたその若者を見た瞬間に、アーシュラ(ジュディ・デンチ)の心は動き出したのかもしれません。老いても若く美しいものには引かれていくのは、あたりまえのことだと思います。そのせつなさをグロテスクになることなく、そして、きれいごと過ぎずに描いていると思います。
なんといっても、老姉妹を演じるジュディ・デンチとマギー・スミスの演技がすばらしかったです。目で演技する・・目の動き・輝きで、感情を表現しています。そして、お手伝いの女性を演じたミリアム・マーゴリーズもみごとでした。この3人の女優の存在感に、ダニエル・ブリュールもナターシャ・マケルホーンもかすんでしまいそうです。
もちろん、美しい若者を演じたダニエル・ブリュールの素朴さのある美しさもすてきでした。本当にバイオリンを弾いているのでは・・と思うほどです。

なつかしい風景を背景にていねいにつくられた映画だと思います。
アンドレアのロンドンでのデビュー・コンサートを聴いた後、静かに立ち去る老姉妹の後姿に、寂しさだけではなく、凛とした潔さも感じました。
    
もう一度、観たいと思える映画です。

   

    もう一つ「戦場のアリア」も借りてきました。明日、観られるかなぁ~。

    3月10日(土)NHKBSで「アカデミー賞授章式」の総集編もあります。
    ルーカス監督のジョークの場面も観られるといいなと思います。

    

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2007.02.23

リトルダンサー・・観ました

    
もうすぐアカデミー賞の授章式だというのに、
今ごろどうして「リトルダンサー」を観たのかな~?

 答えは三つ!

  ① ジェイミー・ベルがヘイデンと共演しているから・・
  ② 今まで観たことがなかったから・・
  ③ 癒し系の映画が観たかったから・・

 なのです。

         Jb
    

 ジェイミーの表情の変化・・それに感心しました。
 オーデションで、「ダンスをしているときの気持ちは?」との質問に
 最初は「さあ~」と投げやりな感じで返事をしていたのに、
 いつの間にか、そのときの自分の気持ちの高まりを伝えたくて
 顔つきがどんどん変わっていく・・。
 その表情の変化にビビッときました。
 もちろん、押さえ切れない感情をダンスで表現するシーンもあっぱれ!です。

 サッチャー首相時代の石炭産業の問題など、
 背景もていねいに描いています。
 登場人物の中で、ジェイミー(ビリー)にバレエを教える先生役の彼女の
 描き方も好きですね。
 オーデションに受かったことを報告し感謝していると言うビリーに
 「どうだか」と言う彼女。 こういうシーンがすきなんです。
 抱き合って「おめでとう」と言うんじゃなくて、「どうだか」なんです。
 もちろん喜んでいるのにね。しゃれた会話だと思いました。

 ていねいに作られた映画は、後からジワーッとしてきます。
 なんでもないような動作が、なんでもなくない・・。
 家を離れるビリーを思いっきり抱き寄せるおばあちゃん。
 ダッと抱き寄せる・・その抱き寄せ方に想いがこもってる。
    

癒し系の映画かどうかは?だけど、心のガサガサが滑らかになった気がする・・
そんな映画でした。観てよかった!

それから、今日は「ジャスティス」も観ました。
レッド・テイルズもちょっと話題になってました。
感想は後ほど・・。

  

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2007.01.21

『硫黄島からの手紙』・・感想

     
硫黄島からの手紙」を観てきました。
体調がいま一歩・・というこのごろだったのですが、思い切って出かけました。
      

     Iojima2
     

いろんな意味でいい映画だったと思います。
おすぎさんが、「クリント・イーストウッドが撮ったということに意義があるのよ
と言っていましたが、私もそう思いました。
      

くわしい感想は、控えたいと思います。まだ、上映中なので・・・。

ひとつだけ・・・

今までアメリカ映画で描かれてきた日本人は、私たちから見ると、「これが日本人?」みたいな人物が多かったと思います。
また、日本人はこんなイメージ!みたいにひとくくりにされて、ひとりひとりに顔が無い!そういう描き方だったと思います。
  
アナキンパパが言っていたのですが、
日本人も中国人もベトナム人も・・東洋人は、「ディア・ハンター」の世界で描かれた人物のように、わけのわからないような奇声をあげ、しぶとく這いずり回る人種・・
そういう認識がアメリカの中にはある・・・。
そういうひとくくりにされていた日本人が、実は、ひとりひとり顔があり、人生があり、捕まえたアメリカ人捕虜に手当てをし、英語で話しかける日本の軍人もいる・・
この映画を観たアメリカの人たちは、そういうことに気付くのでは・・と思いました。

        Iojima3_1       

日本人とアメリカ人という概念の人間たちが戦ったのではなく、生身のひとりひとりの人間が殺し合いをしたのだ・・・。
そういうことに気付かせてくれる映画だと思います。
そして、今も、イラクで、世界中で、生身の人間同士が殺し合いをしている・・
これは、過去の話ではないのです・・
そんな想いを感じました。
  
日本人の私から見れば、もう少し、人物の描き方に深みがあってもいいのでは・・
と思うところもありましたが、これは、私たちが英語のニュアンスまで理解できないように、イーストウッド監督にとって、仕方のないことだったのかもしれないと思いました。
     

見終わって帰る道々、アナキンパパと話したこと・・

日本人監督が撮ったら、思い入れが強すぎて感動の押し付けみたいになりそうなところを淡々と撮ったところが、逆に良かったのではないかなぁ~。
でも、これを山田洋次監督が撮ったら、どんな映画になっていただろうね。
演技と感じさせなくなるまで、戸の閉め方を何度も何度も繰り返しさせた・・という話しをきいたことがあるけど、山田監督だったらどんな映画になっていただろうね。

こんなことも思いました。

    

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2007.01.17

nanakoの映画カレンダー

2007年

  1月  硫黄島からの手紙 (イーストウッド監督にリスペクト)

  2月  リトル・ダンサー (ジェイミーは、すごい役者になりそう)
        ジャスティス (捕虜収容所を舞台にした心理劇)
        ブラス!(イギリス映画の率直さ・政府批判にカルチャーショック!)

  3月  ラヴェンダーの咲く庭で (女優陣の存在感に乾杯!老いてもなお・・)
       戦場のアリア (どうして戦争なんかするんだ! 硫黄島・・と繋がる)
       グッバイ、レーニン (母親のためにそこまでするのね・・家族愛♪)
       若者のすべて (録画が2時間で切れてた・・涙、涙、涙)
                 (アラン・ドロンの美しさは半端じゃありません!)

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2006.10.21

父親たちの星条旗

クリント・イーストウッドが監督した作品を続けて2つ観ました。

       「許されざる者」と「ミリオンダラー・ベイビー」です。

       Iw Mdb

       
許されざる者」・・・
   アカデミーの作品・監督賞を勝ち取った渾身の傑作ウェスタン。

ミリオンダラー・ベイビー」・・・
   クリント・イーストウッドが監督・主演を務めた衝撃のヒューマン・ドラマ。
   アカデミー賞で作品賞をはじめ主演女優、助演男優、監督賞の計4部門を
   受賞。

どちらも人間の心理をていねいに描いた味わい深い映画だと思います。
       

そして、
       これからの注目作品は・・・「父親たちの星条旗

              Ff
     

 クリント・イーストウッドが、太平洋戦争で壮絶を極めた硫黄島での戦いを、アメリカ側、日本側それぞれの視点から描く2部作の第1弾。
硫黄島の擂鉢山に星条旗を掲げる6名の兵士を写した有名な戦争写真の裏側に秘められた真実の物語を描く人間ドラマ。・・・・・戦場を生き延び帰還した3名の若者が、自らの思いとは反対に“勝利の象徴”として英雄に祭り上げられ、戸惑いや苦悩を深めていくその後の人生を静かに見つめていく。なお、2部作の第2弾は日本側から描く「硫黄島からの手紙」。・・・・・
 星条旗を掲げる6名の兵士、マイク、フランクリン、ハンク、レイニー、アイラ、ドクは一躍アメリカの英雄となるのだった。しかし、その後祖国に帰還したのはドク、アイラ、レイニーの3人だけだった。国民的英雄として熱狂的に迎えられた彼らは、戦費を調達するための戦時国債キャンペーンに駆り出され、アメリカ各地を回るのだったが…。

                                      allcinema.net

      * なお、yahoo.warnerbrosにも詳しい情報があります。
         

ハリウッド直送便には、さらにくわしい感想がUPされています。

勝ち負けでない本当の戦争の意味とは…

 戦争に勝ち負けはない。攻める側とそれに抵抗して戦う側の両方ともにそれぞれの事情や背景を抱えており、どちらか一方だけを「悪者」と簡単に決め付けることはできない。
 クリント・イーストウッド監督が描いた硫黄島での戦いは、そのことを改めて教えてくれる作品となった。・・・・・・
 祖国に帰還し英雄として奉られた3人の兵士たちを演じたのは、日本ではほとんど無名に近い俳優ばかり。
 しかし、製作陣は超豪華な面々だ。メガホンを取ったのは「許されざる者」と「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー賞に輝いたイーストウッド監督。そしてプロデューサーも「プライベート・ライアン」と「シンドラーのリスト」で同じく2度のアカデミー賞に輝くスティーブン・スピルバーグ監督。2大巨匠に加え、脚本を担当したのは、昨年「クラッシュ」でアカデミー賞監督賞に輝いたポール・ハギスという前代未聞の豪華メンバーが集結している。・・・・

・・・・・・・日本人としては渡辺謙をはじめ日本人俳優が出演している「硫黄島からの手紙」の公開が待ち遠しいところ。しかし残念ながら現時点ではハリウッド公開は来年2月になる見通しで、来年のアカデミー賞に絡むことはできないようでちょっとがっかり。でも、「父親たちの星条旗」は早くも有力候補の呼び声が高く、来年1月23日のノミネート発表が楽しみ!

                                      ハリウッド直送便

   
私も関心、大です。
クリント・イーストウッドと言えば、マカロニ・ウェスタンしか思い浮かばなかった私でしたが、違うんですね!
76歳になった今でも、映画に情熱を注いでいる彼の姿は、年齢を重ねてより魅力が増した!という感想を持ちました。

* ヘイデンに、こういう映画に出演して力をつけてほしいと、つくづく思いました。

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2006.10.08

卒業の朝

卒業の朝」を観ました。 
NHKBSハイビジョンで放送していたのですが、我が家は観られなくて・・・(涙)
でも、昨日、偶然DVDを目にして、さっそく借りて観ました。
     

Sotsugyou

  出演:
  ケビン・クライン,
  エミール・ハーシュ,
  エンベス・デイビッツ

  監督:マイケル・ホフマン

  名門校の真面目教師と問題児。
  彼らの価値観の違いをほろ苦く
  見せる学園ドラマ。
   
  教師役はオスカー俳優、
  ケビン・クライン。
  彼の人生観に衝撃を与える
  反逆児には、
  レオナルド・ディカプリオの
  若い時を思わせる
  エミール・ハーシュがあたっている。
   
  決してきれいごとではすまされない人生のはがゆさ、
  それでも希望のあるラストに心揺さぶられる。

  『海の上のピアニスト』や『マレーナ』の撮影監督ラホス・コルタイによる、
  美しい映像も必見。(シネマトゥデイ)

***************      

久しぶりにCGのない映画を観ました。
いい映画だと思います。(表現力がとぼしいですね~)

劇的な展開もアクションも・・・、ありません。もちろん、極悪人も出てきません。

かつて、教師であるハンダードの気持ちを裏切ったベルは、25年後また同じように裏切ります。
改心して、「先生、許してください・・」みたいな学園ドラマではありません。
でも、それも人生のなかではありうることです。不条理なこと・・それも人生。
そして、、最後には、ハンダードの心が救われることも用意されています。

観終わって、「人生万歳!」と、うきうきするような映画ではありませんが、人が一生で経験するかもしれない真実を描いていると思います。
思うようには行かない人生でも、落胆することはない。
どこかに、かすかではあっても心が救われるものが用意されているのだから・・・。

秋の夜長に、静かに観たい映画だと思いました。

最後に、ハンダードがベルに言った言葉を・・・
「人間は、人生でいつか必ず鏡に映る自分を直視せねばならない時が来る」
     

    ケビン・クラインを観ていたら、「海辺の家」を思い出しました。
    あのとき、サム(ヘイデン)の母親を演じたクリスティン・スコット・トーマスが
    今度は、ナタリーの母親になるんですよ。
    不思議な縁を感じます。

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2006.08.29

スーパーマンの魅力

スーパーマン リターンズ」を観てきました。
        
映画館で映画を観るのは久しぶりでした。2時間以上座っているのが、ちょっとつらいのです。
でも、今回は気合を入れて出かけましたよ~!
            

        Spm3

このごろの映画は、ダークなヒーローが活躍するけど、スーパーマンは、まさしく、
清く、正しく、美しく、そして、めちゃくちゃ強いヒーローでした。

そのヒーローを演じるのは、無名の新人ブランドン・ラウス
ぴったりだと思いました。演技がうまいかどうかとか、ストーリーに深みがとか、そういうことはどうでもいいと思いました。
スーパーマンは、そこに立っているだけで、清く、正しく、美しく、強いと感じられれば、それでいいんだと思いました。

それから、しゃれた会話なんかが出てきて、おもしろかったです。

   あの「鳥だ! 飛行機だ! スーパーマンだ!」も、あったし・・。

でも一番笑ったのは、このセリフ。
ピュリッツアー賞授賞式をめぐってのロイスと編集長(?)とのやりとり。
ロイスに向かって、編集長(?)が言うのです。

   「ピュリッツアー賞もアカデミー賞と同じで、
     中身よりも、もらうことに意味があるんだ」 
みたいなこと・・。

(おいおい、そんなこと、言っていいの~!)

スター・ウォーズがアカデミー賞からすっかり無視されて、やけになっていたころを思い出し、「そうよ! そういう賞なのよ。中身がよくても、もらえないときがあるのよ」
なんて思って、ちょっとリベンジした気分でした。

作った人の遊び心があちこちにあって、私はこういう映画が好きです。

最後に、えっ!という展開があったけど、それは、観てのお楽しみということで・・。

        

これから観たい映画
          

  Spm1_1 

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬RENTはずっと前に公開されてるんだけど、私が住む田舎ではこれからなんです。
でも、上映されるだけいいと思わなくっちゃね。

トリスタンとイゾルデはみんなといっしょに観られそうです。
ジェームズ・フランコがどんなトリスタンを演じるか、楽しみです。
予告編がきれいですよ~。
          

Spm2   それから、邦画では、話題の「ゆれる」。

  オダギリジョーと香川照之
  この二人の演技は
  ものすごく、楽しみです。

  みるなのくらさんおすすめの映画ですよ。

      

 
           

                  
     全部観たいけど、それはちょっときついかもしれないなぁ~。
     何しろ、へなちょこ身体のnanakoさんなんです。
     でも、観たい、観たい、観るぞーー!

       

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2006.04.25

ホテル・ルワンダ 2

昨日の感想を書いた後も、ずっと「ホテル・ルワンダ」のことを考えていました。
感想を載せているブログを探して読んでいるうちに、気づかされたことがあったので、続きを書きます。
    

     Ruwannda3 Ruwannda2
      

映画を観た直後は、100万人もの人が、殺されたという事実と欧米諸国のルワンダに対する考え方を知って、怒りというよりはむなしさを感じました。どうして、こういう悲劇が続くのかと思うと、やりきれない気持ちが前面に出ました。それで、映画のシーンでも、昨日書いたようなシーンに目が行ってしまいました。

私は、考え方の傾向として、「なぜ、できなかったのか」と考えてしまいがちです。「それでも、こんなことができた。できる」という発想がなかなかできず、悲観的になりやすいのです。この映画を観た後も、そういう考え方になりました。
でも、ある方のブログを読んで、二つのことに気づきました。
    

一つ目は、ポールはあの絶望的な状況下で1200人もの人を虐殺から救った、という奇跡に近い事実に、もっと目を向けるべきだったということです。

武器も持たず、世界から見捨てられた中で、自分の知恵と助けなければという思いだけを頼りに、あの人たちを守り抜いたのですから・・。極限状態でも、彼は悲しみやいたわりという人間的な感情を失わずにいました。
初めは家族だけを助ければいいと思っていたのに、避難してきた人たちをも助けるために、自分におよぶ危険を承知で行動するようになる彼は、危機の中で人間的に成長していったのです。人間の持つ可能性を信じなければと思いました。
    

二つ目は、私にできることは何かということです。

私は、こういう映画を観た後は、「私にできることは無いし、世界はどうしてこんなに同じことを繰り返すのか」という気持ちになります。
でも、本当にそうなのだろうかと思いました。何も変わらないんだろうか?

まず、私がチケットを買うことによって、恥ずかしいくらいちょっとですが、この映画を興行の面で支える手助けをしたと思います。それから、私がこの映画を観たことで、私自身がルワンダについて考えました。こんな、ささやかなことですが、やっぱり、観る前とは違っているんだと思いました。
    

残酷なシーンは遠目で撮っていて、血が飛び散るようなシーンもありません。そういうシーンがものすごく苦手な私も、ずっと目をつぶることなく観ることができた映画です。
動きがあって、最後まで目が離せない(飽きさせない)映画になっていると思います。
風邪気味でしたが、がんばって行って、観てよかったと思っています。
      

     

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2006.04.24

ホテル・ルワンダ

 もう、明日で終わりというときに、すべりこんで観てきました。

 Ruwannda

 1994年、アフリカのルワンダで長年続いていた民族間の争いが大虐殺に発展し、100日で100万もの罪なき人々が惨殺された。アメリカ、ヨーロッパ、そして国連までもが「第三世界の出来事」としてこの悲劇を黙殺する中、ひとりの男性の良心と勇気が、殺されゆく運命にあった1200人の命を救う。

 「アフリカのシンドラー」と呼ばれたこの男性は、ルワンダの高級ホテルに勤めていたポール・ルセサバギナ。命を狙われていたツチ族の妻をもつ彼の当初の目的は、なんとか家族だけでも救うことだった。しかし、彼を頼りに集まってきた人々、そして親を殺されて孤児になった子供たちを見ているうちにポールの中で何かが変わり、たったひとりで虐殺者たちに立ち向かうことを決意。行き場所のない人々をホテルにかくまい、ホテルマンとして培った話術と機転だけを頼りに、虐殺者たちを懐柔し、翻弄し、そして時には脅しながら、1200人もの命を守り抜いた。本作は、家族4人を救うことを心に決めたひとりの父親が、ヒーローへと飛翔する奇蹟の過程を描いた実話である。
                               <オフィシャルサイトから引用>

                        ***

心がズーンと重くなりました。「リトル・バーズ」「ミュンヘン」「白バラの祈り」そして、「ホテル・ルワンダ」 ドキュメンタリーや実話、こういう映画を観ると、何かを突きつけられたような気持ちになります。
「それで、あなたはどうするの!」と、問いかけられているような気持ちになります。それでも、いつも、やりきれない思いを持ちながら、何も変わらない。その繰り返しなんです。今回もそうです。自分の気持ちをうまく表現できません。事実があまりにも重いので、簡単に感想を言っていいのだろうかとも思ってしまいます。そこで、印象に残ったシーンと今の気持ちを書こうと思います。
    

印象に残ったシーン

ルワンダの虐殺の様子を命がけで取材した記者に、ポールは言います。「このことが世界中に報道されれば、きっとみんなが動いてくれる」すると、記者は言います。「怖いわねと言って、みんなディナーの続きをするんだ」 実際その通りになります。ルワンダは放置されて100万人が虐殺されてしまいます。

ルワンダに駐留する国連の平和維持軍の大佐が、被っていた帽子をたたきつけた後、ポールに言います。「私につばを吐きかけろ」それは、外国の軍隊がやってきて、これで虐殺を止めることができると、ポールが喜んだときのことでした。「彼らは、引き上げるんだ。アフリカはゴミなんだ。君らはニガーですらない」 欧米の国々の認識を、大佐は、怒りを込めて言ったのです。

ルワンダに対する世界の認識を象徴するシーンです。私も、その当時、知らなかった一人です。
    

残虐性と優しさ

こういう映画を観ると、人間はどうしてこんなにも残酷なことができるのかと思います。そして、同時に、こういう危機的な状況下でも、優しさや尊厳を失わない人間がいることに驚きを感じます。「白バラの祈り」「リトル・バーズ」を観たときに、そして、「ホテル・ルワンダ」でも、同じように思いました。
そして、私は、こんな極限状態になったとき、どんな行動をとるのだろうと思いました。ゾフィーにもポールにもなれないだろうし、かと言って、残酷な行動もとれなくて、右往左往して自己嫌悪に陥るんだろうなと思いました。

でも、私も、家族を守るためなら、捨て身で立ち向かうかもしれないとも思いました。

    

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2006.04.06

「白バラの祈り」を観て

「白バラの祈り」を観てきました。最初から、泣いてしまいました。

             Wr4

この映画を観る前には複雑の気持ちがありました。観たいけど観たくない・・。
あらすじは、もうご覧になった方の感想をたくさん読んでしまったので、わかっていましたし、「白バラ」についても少し知っていたので、この映画を観た後にどんな気持ちになるかだいたい予想がついていたからです。
きっと、今の自分に何かを問いかけられるような気持ちになるだろうなと・・。

映画の展開は、ここでは省略して、印象に残ったことを書こうと思います。
       

最初に涙が出たところ

明日、大学構内にビラをまくと決めた日の夜、ゾフィーは兄にコーヒー(だと思います)を、カップに注いで、差し出します。
そのカップは、あざやかな色の小さな花がいくつも描かれている、美しく優雅なカップでした。そのカップがアップになったとき、ふいに涙が流れました。明日、彼らは捕まって、もう二度とこの部屋にもどってくることはないし、あのカップでコーヒーを飲むというささやかなあたりまえの日常さえも失って、死んでいくんだと思いました。

もう一つのコーヒーカップ

ゾフィーは捕まって、取調べを受けます。取調官との息詰まるやり取りが続きます。21歳の女性がどうしてこんなにも凛としていられるのか・・・。この映画は事実を基にしてつくられているので、こういうやり取りも、実際にあったのだろうと思います。
取調べも終わりに近づくころ、彼はゾフィーに提案をします。仲間の名前を言えば助かる道もあるというような・・・。これは彼のゾフィーへの思いだったのかもしれませんが、ゾフィーは「仲間を裏切れと言うの!」と言って、きっぱり拒否します。
このやり取りの前に取調官はゾフィーにコーヒーを出します。一口飲んで「本物のコーヒーね」と、彼女は言います。そのときのコーヒーカップはくすんだ灰色で、何の模様も無く、分厚くて、やわらかさのかけらも無いデザインのものでした。
こんなカップでコーヒーを飲んでも、ちっともおいしくはないだろうなと思うようなカップでした。

二つのコーヒーカップ

ゾフィーが使っていた美しくてやわらかいデザインのコーヒーカップは彼女の心を、そして、取調べで出されたコーヒーカップは、自分の頭では何も考えない、硬直した思考しかできなくなってしまっているナチスや当時の多くの人たちをあらわしているように思えました。

映画館を出てから

ゾフィーは、ギロチンという本当に残酷な処刑方法で命を奪われ、同じように兄も、そしてもう一人の友人も、死んで行きます。

             Wr1_1

映画館を出たら、久しぶりの明るい日差しでした。ゾフィーも処刑される前に空を見上げ、日差しを浴びます。21歳の命をかけて、後の人に未来を託したんだよね~と、思いました。でも、彼女が託した未来である今は、戦争があり、テロがあり、内戦があり・・・。もしも、彼女たちが今を見たら、なんと言うだろうと思いました。「私たちの死は無駄だったの!」 
でも、世界は今も争い続けているけれど、こんな日本の北国の地方都市で、あなたたちのことを知り、人間はおろかなだけではなく、崇高な生き物でもあることを、あらためて感じた人間もいるよと言ってあげたい、そう思いました。
      

映画館は平日の午前10時ということで、中年の女性が多かったです。なかには春休み中の女子学生かなと思うような人もみかけました。できるだけ、多くの人に観てほしい映画だし、特に若い女性には観てほしいなあと思いました。

白バラの祈り」オフィシャルサイト<http://www.shirobaranoinori.com/>
       

    

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2006.03.27

「山猫」1 主役はいったい・・・?

「山猫」を観ました。一度観ただけでは、よくわからない映画でした。

ヴィスイコンティの映画だし、ちょっと格好をつけた感想を書こうと思ったのですが、そう考えるといつまでたっても書けそうにないので、思いつくまま書くことにします。
     

主役はいったい・・・?

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 映画は屋敷内での祈りのシーンから始まります。
 サリーナ公爵家の人々が集まって祈りをささげています。開け放たれた窓から、風が流れ込みレースのカーテンが風に揺れています。
 ふと、このレースのカーテンが主役では・・と、そのとき思いました。たぶん、アンティークのレースだろうなと思いました。「このレースのカーテンを見ただけで十分だわ」というのは、いくらなんでもおおげさですが、本物の持つ存在感がこの映画の主役ではないかと思いました。本物の屋敷、本物の調度品、そして、シチリアの風景、それは、俳優たちを圧倒してしまうほどの存在感を示していると思いました。アラン・ドロンの美しさも、バート・ランカスターの演技も、負けてしまいそう。

 実際に使われたもの、実際に人が暮らしていた部屋、・・、物語は作られたものだけど、そこにあるものは映画のために作られたものではなく、本当に存在したもの。その力はすごい!

美しいものへのあこがれ

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 アラン・ドロンはさすが美しいです。でも、どうしても貴族に見えない。サリーナ公爵の甥なのだから、貴族のはずなんだけど・・。私が持っている貴族のイメージからは離れていました。でも、それが、ねらいなのかもしれない。彼は従来の貴族とは違った道を歩みます。政治とかかわりを持ち、野心を持って生きようとします。

 彼は財力のある男の娘アンジェリカ(クラウディア・カルディナーレ)に一目ぼれします。その奔放で力強い美しさは、貴族の娘にはないものです。
 そして、サリーナ公爵は、貴族ではないけれど財力のある男の娘、アンジェリカと甥との結婚をすすめます。甥の野心を実現するためには、彼女の実家の財力が必要だと考えたからです。そして、公爵もアンジェリカの若さと美しさにひかれていきます。いかがわしいところの女性と関係を持ってまで、自らの老いを認めたくなかった公爵。でも、公爵は若い二人と自らを比べて、自分の老いを自覚します。

 もう、美しくも若くもない。でも、若く美しいものに心ひかれてしまう。自分は滅んでいく身。それは貴族の運命とも重なります。
 サリーナ公爵がひとり鏡に向かい、ひとすじ、涙を流します。このひとすじの涙は「ベニスに死す」のラストシーンと重なりました。「ベニスに死す」では、老いた主人公が美しい少年(ビョルン・アンドレセン)にあこがれ、髪を黒く染めますが、その思いは届かず、最後は死んで行きます。そのとき、ひとすじ、黒い染料が彼の顔を伝って流れます。印象的なシーンでした。

 老いてもなお、美しいものにあこがれ、近づこうとして、自らの姿に気づく。美しいものは時として残酷でもあるのです。
     

 美しいもの、本物にこだわって作られたこの映画。でも、その美しささえ、人間の場合は永遠ではない。美しいものも、やがては滅び行く運命にある。でも、人間よりもはるかに長く美しさを保ち続けるものもある。映し出された本物の品々とシチリアの風景。それらも永遠ではないけれど、人間よりも、長く変わらない美しさを持ち続けている。
 主役は、いったい・・・・と、観終わってから思いました。

                                                       ***

  はぁ~、疲れた~。今日はここまでにしま~す。長い文章、久しぶりなので・・。
  たいした感想でもないし、的外れなことも言っていると思いますが、
  どうか、ご勘弁ください。

  しつこいかもしれませんが、もう少し、書きたいことがあるので、続きを書きます。

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2006.03.12

「ビッグ・フィッシュ」 ユアンのニッ!が、いい

2日前、ココログさんがメンテナンス中で更新ができなくて時間ができたから、「ビッグ・フィッシュ」を借りて観ました。
   

bigf2  ユアンのニッ!が、いい

 ユアンのニッ!と笑った顔を観ているだけで
 満足してしまいました。
 大男のところに一人で出かけていって、交渉
 したときも、ニッ!と笑って握手。
 サーカスで、ライオンの口に頭を入れても、
 ニッ!
 彼女をめぐって、ぼこぼこにされても、ニッ!
 と笑って、バターン。
 パラシュートで敵地にのりこみ、命があぶなく
 なっても、最後はニッ!と笑って脱出成功。

 これだけ、ニッ!と笑ったら、気持ち悪いと思う
 かもしれないけど、そんなことなかったです。
 どうしてなんだろう?
 私もいっしょにニッ!と笑ってしまう、そういう映画でした。
     

一面の水仙、その中に立って彼女を見上げる姿にジーン

どこまでが事実でどこからが空想なのか、はっきりしないけど、そういうことはどうでもいいんだよね。bigf1
水仙がすきという彼女のために水仙の花をかきあつめて、その中に立って彼女を見上げているユアンの姿にジーン!その姿を窓を開けて見つめる彼女。こういうシーンはほかの映画でもあったけど(ロミオとジュリエットとか)、このシーンが暗がりでなく、主人公が明るい太陽の下で黄色い水仙という春を象徴する花に囲まれているというところが、違っている。

ポケットに手を入れて、ちょっとまぶしそうに彼女を見上げるユアンの姿がかっこいいと思っちゃった。ねっ、かっこいいでしょ!!その姿を観ていたら、どういうわけか涙が出そうになってしまいました。私だったら、さっさと婚約解消してユアンのところに行っちゃうなあ~。
この後、彼女の婚約者にぼこぼこにされるんだけど、彼女と約束したから抵抗しない。ついに、彼女が婚約指輪を突き返すと、相手からとどめの一発!それでもニッと笑ってバターン!
私はこういう展開がすきなんです~。湿っぽくなくて、おかしくて、少しほろっとして、「こんなことが人生であったら、楽しいだろうな」と思えるようなお話がすきです。
      

特典映像のユアンがすてきでした

ヘイデンを忘れてしまったわけじゃないのよ!わかってね。
毎日、ファンサイトをのぞいているし、ヘイデンを思わない日はないのよ。
でも、ちょっとだけ特典映像のユアンのこと、話させてね。
すてきだったの!

撮影風景なんかあって、オビ=ワンほどのアクションはないけど、子豚ちゃんを追いかけたりして、運動神経、やっぱりいいんだね~。コメントもたくさんしていたけど、顔ばっかり見ていたから何を話していたのかよく覚えていません。(典型的なミーハーだなあ~) カメラの角度なんかのせいかもしれないけど、このときのユアンがすごく若々しくて、キラキラして見えて、本編よりこっちのほうを何回も見てしまいました。
   

   * 読み返してみると、感想といえるようなもんじゃないなあ~。
    でも、観たあとに、自分がちょっといい人間になったような気持ち
    になれる映画でした。
    「ムーラン・ルージュ」「ビッグ・フィッシュ」ときたけど、次が問題!
    ぶっ飛びそうになる映画はもう少しあとにしようかな~。

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2006.03.07

「ムーラン・ルージュ」 やっと、観ました

 「ムーラン・ルージュ」 やっと、観ました。「今ごろ観てるの~」と言われそうですよね~。トラック何週遅れで走ってるんでしょう。でも、観てよかった!!

<ストーリー>
 世紀末のパリ。大人気を誇るキャバレー「ムーラン・ルージュ」のスターで高級娼婦サティーンと、貧乏作家のクリスチャンは激しい恋に落ちる。ショーへの出資の見返りに、サティーンを我がものにしようとする公爵に隠れて、危険な関係を続ける二人だったが、思いもかけない悲劇が起こる・・・・・。

mr

 人生捨てたもんじゃないよー
  久しぶりに、「人生捨てたもんじゃない」と
 いう気分になりました。陰湿な極悪人が
 一人も出てこない映画。いろいろあっても、
 みんないい人なんだもの。
  公爵に命令されて、クリスチャンの命を
 ねらう男もタンバリン持ってうろうろしたりで
 凄みがないし、公爵も、最後にパンチを
 くらって退散するし・・・。

  結末はサティーンが死んじゃって、
 ハッピーエンドじゃないんだけど、どうしてか
 なあ~、心がほっとして、「生きてるって、
 いいなあ~」という気持ちになれる。映画を観た後、花を買って帰りたくなるような映画でした。私はこういう映画、好きです~。 

 歌も踊りもストーリーも、ユーモアがあって楽しくておしゃれだった。初めのほうは、笑いました。真昼間、カーテンを閉め切って、スピーカーのボリューム上げて、ケラケラ笑っていたので、ちょっと不気味だったかもしれません。
 クリスチャンが詩の朗読をするところ、なかなかうまく言えなくて、口をブルルルルとするところなんか、「えっ、オビ=ワンと同じ人なんだよね~」というくらい、可愛くて微笑んでしまいました。
   
一番気に入ったところ
 最後に公爵がピストルでクリスチャンをねらうんだけど、ジドラーって名前だったかな、ムーラン・ルージュのオーナーにパンチをくらってしまう。すると、そのピストルがポーンと飛んでガラスを破って外に飛び出して、エッフェル塔みたいな塔(もしかしてエッフェル塔なのかしら)に、コキーンとあたるの。ホントに、おしゃれでほのぼのとして素敵な演出だと思いました。(笑った!)
 クリスチャンが命をねらわれたとき、サティーンが「あぶない」なんて言って、彼をかばって死ぬのかなあなんて思いました。(2時間ドラマの観過ぎです) そんな結末ならしらけるところだけど、ピストルがコキーンでしょ。こういうの好きなんです~。

「おとぎ話」だっていいよね~
 むか~し、「天使にラブ・ソングを」という映画を観て、そのときも、「人生捨てたもんじゃない」という気持ちになって、「人間っていいなあ~」・すれちがった小さい子供の頭をなでてやりたい、そんな気分で歩いたことを思い出しました。「ムーラン・ルージュ」も同じような気持ちになりました。深刻で、つらいことの多い世の中だけど、「おとぎ話」だっていいじゃない、たまにはこういう世界にひたってみるのもいいよね~と思いました。
     

   ユアンがアラン・ドロンに・・・   
     最後のほう、ユアンがアラン・ドロンに似ているなあ~と思ったのは、
     私一人でしょうか?
     どちらかというと、陽性のアラン・ドロンという印象。
     初めのほうの楽しくほほえましいユアンもいいけど、やっぱり、最後の
     ほうの暗がりの中に浮かぶユアンに、惹かれてしまう私でした
   
 

最後に、調子に乗って、またずっこけた話 

 本当に、ひっさしぶりに一人になれて、「ムーラン・ルージュ」を午前と午後観て、やっぱり映画っていいわーと思い、DVDを返しに行ったついでに、調子に乗って「シカゴ」を借りてしまいました。そして、それーって、その日の夜に観てしまったのです。これは、やってはいけないことでした。、「ムーラン・ルージュ」を観た直後に「シカゴ」を観ちゃ、だめよ。
 だって、「シカゴ」っていい人、いないんだもの。「人間っていいなあ~」という気分でいたのに、したたかで、グロテスクな人たちがものすごい迫力でせまってくるんだもの。頭の中がライトサイドとダークサイドの乱闘騒ぎみたいになってしまって、観るんじゃなかったー!状態になってしまいました。
 「シカゴ」の評価うんぬんじゃなくて、どちらかを無かったことにしないとだめだこりゃ状態。そこで、「シカゴ」は観なかったんだと自分に言い聞かせて、、「ムーラン・ルージュ」の心地よい余韻をとりもどそうと努力した私でした。

    調子に乗って、またずっこけた話でした。

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2006.02.12

「アラビアのロレンス」鑑賞終了

  「これぞ映画」 やっぱり本当に名作です。

  ストーリー:第一次世界大戦下、ドイツと手を組んだトルコ帝国の圧政下にあった
  アラブの独立に燃えたロレンスは、独自のゲリラ隊を指揮し、アラブの救世主と
  称えられるようになります。しかし、やがて英国軍上層部に利用されていたことを
  知ります。そして、味方と思っていたアラブ人たちもまた青い目、白い肌のロレンス
  を裏切っていくのでした。 

  ar12 ar13   

  映像にまず、感動!一つ一つのシーンがすばらしいです。それに音楽、俳優、
   すべてがそろっていて、映画でなければ表現できないものを表現しています。
   「これぞ映画」です。
   その当時の社会情勢、ロレンスの苦悩や変貌、さまざまな要素を詰め込みな
   がら、ぎくしゃくしたところがないんですね。

重量感で、頭がぼーっとしていますが、観てよかったー!
若いころ観たときには、ストーリーを追うだけで精一杯。映像や音楽を楽しむ余裕はなかったけれど、録画したおかげで、繰り返し、気になるシーンも観ることができたし、充実と興奮です。大きなスクリーンで観たいなあ~。

でも、描かれている内容は「ミュンヘン」にもつながる民族の独立の問題など、大きな課題です。そして、まわりの思惑や緊張の中で、相手を思いやる心を持っていた一人の人間が追い詰められ壊れていく様子は、アナキンに重なるものがありました。

   「ミュンヘン」「アラバマ物語」「アラビアのロレンス」と続けて観ましたが、
   差別や不寛容、歴史の非情さなどについて考えさせられました。

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2006.02.10

「アラビアのロレンス」完全版

    画像をクリックすると大きくなります。

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   昨日、NHKBSで放送された「アラビアのロレンス」完全版のシーンです。
     スピルバーグは「この映画を観た翌日、僕は映画監督になる決心をした」
     のだそうです。

ピーター・オトゥール、アレック・ギネス、この二人には特別の思い入れがあります。

アレック・ギネスは、この十数年後、オビ=ワン・ケノービとして「スター・ウォーズ」に登場し、「スター・ウォーズ」に品格を与えたと思っています。「アメリカ映画のヒーローと悪役ベスト100」を観て、にオビ=ワン・ケノービ姿のアレック・ギネスをUPしましたが、「かっこいい」ですよ。

ピーター・オトゥールも先日放送された「アメリカ映画のヒーローと悪役ベスト100」に出演しコメントをしていましたが、歳を重ねた今も魅力的でした。私が初めてこの映画を観たとき、アラン・ドロンの美しさとは違った彼の美しさにみとれたような気がします。
我が息子「アナキン」と面差しが似ているような気がして、つい、画像をUPしてしまいました。

                         ***

   この名作に対して、「なんとミーハーな!」とお叱りを受けるかもしれませんが、
   ピーター・オトゥール、アレック・ギネス二人のツーショットなどは、私にとっては
   お宝映像なのです。
   そこのところをお汲み取りいただきまして、お許しください。

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2006.02.08

「ミュンヘン」を観てきました

雪もちらつくし、どうしようかな~と思ったのですが、「ミュンヘン」を観てきました。

めずらしく評価が分かれる

munich2いつも感想がほとんど一致する友人と、めずらしく評価が分かれました。

・友人の感想
「最後まで飽きさせないなど、もちろんかなりの水準だけれども、何が言いたいのか、いまひとつはっきりしない」とのこと。

・私の感想
今まで観たスピルバーグの作品の中では、一番心に響いた作品です。まだ、ご覧になっていない方もいらっしゃると思うので、内容についての詳しい感想は控えようと思います。ただ、評価が分かれたことについて、お話したいと思います

友人の感想「何が言いたいのか、いまひとつはっきりしない」がポイント

「何が言いたいのか、いまひとつはっきりしない」という友人の感想がポイントです。逆に私はそれだからこそ、心に響いたのだと思います。
今まで観てきた「シンドラーのリスト」や「プライベート・ライアン」はテーマがはっきりしていて、キッチリ創られた作品という印象がありました。作品としての完成度は高いのかもしれませんが、すべてできあがっていて、「ここで泣いて」「ここで感動して」というように、なんと言ったらいいのかわかりませんが、押し付けられているという感覚があって、引いてしまったんです。だから、周りの人が言うほど、心に響くということはありませんでした。

でも、「ミュンヘン」は違いました。たしかに、友人が言うように、「何が言いたいのか、いまひとつはっきりしない」ところがあるかもしれません。いえ、スピルバーグにはきちんと伝えたいテーマはあるんです。でも、表現方法として、観る側に入り込む余地を与えたというか、テーマを観る側に投げかけたのではないかと思うのです。
「この映画を観て、君はどんなふうに考えてくれるのかな?」というようなスピルバーグの問いかけを感じました。

パレスチナの問題は過去のことではなく、現在も進行中の問題です。いろいろな考え方がある中、観る側に判断を委ねざるをえなかったのかもしれませんが、私は好感を持ちました。

エリック・バナの存在

エリック・バナが好きなので、かなりひいき目になってしまうのですが、この映画に押し付けがましい印象を持たなかったのは、アヴナーを演じるエリック・バナの存在があったからだと思います。アヴナーは強烈な個性を主張しないキャラクターですが、私はそれが逆に、作品に深みを与えたと思っています。
誠実な雰囲気を持つエリック・バナの存在が大きかったと思います。
エリック・バナの発したい2つのテーマは、「暴力の連鎖は解決にならない。それと、自分の居場所、精神的に帰る場所があることの大切さ」だそうです。

                        ***

 ・<Yahoo!ムービー>       「ミュンヘン」の詳しい情報がたくさんあります。

 ・<エリック・バナのインタビュー>  これを観て、またファン度、アップしました。

―  お知らせ

 ・衛星映画劇場 「アラビアのロレンス」完全版
 2月9日(木) 後7:30~11:18 <NHK BS2>
  学生のころ、「腹痛」とうそをついて早退して観た映画です。

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2006.02.03

「白バラの祈り」「キャバレー」そして「橋」

「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最後の日々」で、「キャバレー」と「橋」について少しお話しました。今日はその、「キャバレー」と「橋」についてもう少しお話したいと思います。

キャバレー

caba 1929年から30年にかけてのドイツ、ナチスが台頭し始めてきたころのベルリンのキャバレーを舞台に繰り広げられる、さまざまな人間模様を描いたブロードウェイ・ミュージカルの名作を基に、名匠ボブ・フォシー監督が描くデカダン・ミュージカル映画の傑作。

キャバレー歌手サリー(ライザ・ミネリ)の下宿に越してきたイギリス人青年ブライアン(マイケル・ヨーク)、ふたりの仲に介入していくバイセクシュアルの貴族(ヘルムート・グレーム)、そしてすべての登場人物と世相を操るかのように現れるキャバレーの司会者(ジョエル・グレイ)…。

彼らの織り成すドラマと歌の数々から、やがてファシズムを支える要素が、政治への無関心そのものであることまで浮き彫りにされていく。
アカデミー賞監督・主演女優(ライザ・ミネリ)・助演男優(ジョエル・グレイ)・撮影・美術監督・音響・編集・編曲の8部門を制覇。

ストーリー:1930年代初頭のベルリン。キャバレー「キットカット・クラブ」のスター歌手・サリーは、陽気で世話好きな女。英国人のブライアンと結ばれるが、そんな華やかさとは裏腹に、ナチスの勢力は着実に強くなりつつあった…。<Amazon.co.jp

   やがて訪れる悲劇の予兆

   「シンドラーのリスト」「ライフ・イズ・ビューティフル」「戦場のピアニスト」など、
   ナチス・ファシズムを描いた映画を観てきましたが、私はこの「キャバレー」を
   観たときに、一番その恐ろしさを肌で感じました。
   こんなシーンがありました。かなり前に観たのでさだかで無い所もありますが。

   のどかな風景の中、一人の美しい金髪の少年がすくっと立ち上がって歌い始
   めるのです。美しい声です。すると、周りにいた人々が次々と立ち上がり、歌
   い始めるのです。ひとつの流れのように・・・。そして、少年の腕にはハーケン
   クロイツの腕章が・・・。心の底から凍りつくような恐怖を感じました。ファシズ
   ムは獣のようにやってくるのではなく、こんなふうに一見美しい姿で、やってく
   るのだと思いました。そして、美しいはずの光景が限りなくグロテスクに感じら
   れました。

   1930年代初頭のベルリンの退廃的な雰囲気、やがて訪れる悲劇の予兆を
   見事に描ききった名作だと思います。

hasi

ドイツは、戦争で敗れた上にナチスドイツを生んだ国ということで、しばらく戦争映画を作りにくかったんですが、1950年代に入って、戦争で負った心の傷についての映画が作られていきます。

「橋」という映画は、戦争末期のドイツの小さな街を舞台に、日本でいうと高校1年生くらいの少年兵たちが橋の守備隊に駆り出されて、無残に殺されていく物語です。
cataloghouse.co.jp

少年兵たちは重要な橋だと信じて、がんばろうとします。戦況は悪化の一途をたどりますが、少年たちは命令どおりに橋を守り続けます。そこに米軍の戦車部隊が迫ってきます。

少年たちは次々と倒れながらも米軍を追い払います。7人いた仲間も2人になり、橋を守りきって帰ろうとすると、この橋を守る意味は全くなかったことがわかります。そして・・・。 

   やりきれない思いが残る

   ただただ、やりきれないという思いが残った映画でした。不条理というか、
   何の意味も無いことなのに、それを重要だと無邪気に信じて死んでいった
   少年たち。命の重みなんか無いんです。
   「プライベート・ライアン」もこの「橋」を参考にしたということです。

「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最後の日々」に関連して、2つの作品を紹介させていただきました。第2次世界大戦とその前夜のドイツを描いた映画です。どちらも、私の中では名作中の名作です。 

ゾフィー・ショル(本人)の写真だと思います。iwanami.co.jp

wr5

私が高校生のときに見た写真とは違うような気がするのですが、なにしろ30年以上も前のことなので、はっきりしません。

「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最後の日々」 私の住む地方都市でも上映されることになりました。いつになるかは、まだ、わかりませんが、よかった!!

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